毎月、いくら払っているんでしょうか?ちゃんと知ってますか?
社会保険庁に年金保険(国民年金・厚生年金)というサイトがあります(http://www.sia.go.jp/seido/nenkin/index.htm)。
ちょっとそこで調べてみました。
年金制度のしくみ……まずはここからです。
”日本の年金制度は、国民年金からは、すべての国民に共通する基礎年金が支給され、厚生年金など被用者年金からは、基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという、二階建ての年金給付のしくみをとっています。”
とあります。つまり、こういうことです。
- 自営業者、農業者、学生等(第1号被保険者):国民年金
- サラリーマン(第2号被保険者):国民年金+厚生年金
- 公務員(第2号被保険者):国民年金+共済年金
- サラリーマン等の被扶養配偶者(ほとんどが専業主婦)(第3号被保険者):国民年金
つまり、サラリーマン、公務員は2つの年金制度に加入することになり、両方の年金を受け取ることになります。だから、勤め人は年金が高いということです。ただ、収める保険料は労使で折半になりますので、個人は半分だけ払えばいいだけです。有利ですね。
また、4の専業主婦は、実は保険料負担は要しません。それは、配偶者の所属する被用者年金制度(厚生年金または共済年金)が負担しているからです。保険料を払っていないのに、年金がもらえるんです。なんとも不公平ですね。学生までが国民年金を払っているのです。専業主婦にも払わせるべきでしょう。どう考えても不公平です。他の国の年金制度もこんな感じなんでしょうかね?
保険料……ようやく本題です。
1.国民年金の保険料
毎年高くなっています。・・・・・・それなのに、もらえる額は減っていくんですよね。もう、これは詐欺です。国は信じられませんね。
具体的には、2004年度の年金制度改正により、2006年4月から毎年280円ずつ引き上げられています。ちなみに、2009年度(平成21年度)の保険料は月額14,700円です。
詳しくはここにも載ってました。http://www.ne.jp/asahi/shin/fujieda/nenkin_hokenryo.htm
一体どこまで上がるんでしょうか?
2.厚生年金の保険料
第2号被保険者は国民年金と厚生年金の2階式だと言いましたが、実際に収める保険料は、
(月収) × (厚生年金保険料)
です。そして、これを労使で折半しますので、個人が支払うのはこの半分です。
ここで注意なのですが、この”月収”は、実は実際の月収ではなく、「標準報酬月額」を使います。
この「標準報酬月額」は、簡単に言うと4月~6月の3カ月の給料の平均です。これを9万8000円から62万円までの30等級に当てはめるわけです。詳しくは、社会保険庁のサイトで確認してみてください。
ここで算出された「標準報酬月額」がその年の9月からの保険料(及びその他給付)の基礎としてつかわれるのです。
ということは、4月~6月の間の残業を減らすと、保険料を安く抑えることができますね。個人にとっても、会社にとってもいいのではないでしょうか?
さらに、”厚生年金保険料”ですが、これも2004年10月から毎年0.354%ずつ引き上げられており、2009年8月現在、15.35%になっています。ひどい話ですね。これもどこまであがるのやら。
詳しい保険料率はここで、
給料明細を見てみてください。保険料は確かに9月から1年間変わっていませんから。
それにしても、調べれば調べるほど年金制度はインチキな気がしますね。
保険料は毎年上がるは、それでいて間違いなくもらえる額は下がっていくわ。
専業主婦はおいしい目を見るわ。国は女性の社会進出とか言いながら、「専業主婦の方が有利だよ」といっているのかもしれないですね。
高収入の会社員の家の専業主婦が保険料を免除されるというのは、奨学金をもらいながら勉強している学生とか、低収入ながらがんばって保険料を納めてきた会社員(男女とも)に対して、ものすごく不公平です。
ちょっとやりきれないですね。
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