その中にちょっとショックな内容がありました。
本の中で、日米主要企業数社の時価総額比較を行っています。ただし、データは2008/6時点の値で、レートもその当時のもので算出しています。
ネットの時価総額を従業員数で割って、従業員数一人当たりの時価総額を計算して比較しています。
結果は以下の通り。単位は時価総額が10億ドル、一人当たり時価総額が100万ドルです。
グーグル 時価総額:166.10、従業員数:19,156人、一人当たり時価総額:8.671
マイクロソフト 時価総額:258.44、従業員数:79,000人、一人当たり時価総額:3.271
シスコシステムズ 時価総額:140.71、従業員数:61,535人、一人当たり時価総額:2.287
アップル 時価総額:148.34、従業員数:21,600人、一人当たり時価総額:6.868
トヨタ自動車 時価総額:162.73、従業員数:316,121人、一人当たり時価総額:0.515
ソニー 時価総額:45.62、 従業員数:180,500人、一人当たり時価総額:0.253
日立製作所 時価総額:24.07、 従業員数:389,752人、一人当たり時価総額:0.062
結果は一目瞭然。注目すべきは一人当たり時価総額なのですが、トヨタ自動車でさえも、アメリカ企業の10分の1以下でしかないですね。
ただ、この比較が公平か?と言われるとそれも疑問です。
アメリカ企業はすべてIT関係、一方日本企業はすべて製造業。この差はどうなの?という気がします。
たとえば、ビッグ3やGE、ボーイングなどとも比較すべきなのではないかと思います。
さらに、ヨーロッパ企業はどうなのか、とも思います。
まあ、残念なことには変わりありませんが。
No comments:
Post a Comment