Jun 25, 2010

世界のユニクロ?

最近、楽天とファストリテーリングが相次いで社内公用語として英語を採用することを発表しました。
個人的には大賛成です。本題はこのことではないのですが。

そのファストリテーリング、すなわちユニクロがThe Economist(英)で取り上げられています。(
'Uniquely positioned')
ユニクロって、世界の中で見ても、けっこう売上あるんですね。
Zara, Gap, H&Mなどの2/3くらいだそうです。

現在10%程度である海外での売上を2015年までに国内売上以上にする、すなわち全売上の50%以上にする、とのこと。
まあ、これが達成できれば、業界世界一も夢ではないですね。
特に中国に力を入れていく方針らしく、現在の54店舗から1000店舗にしたいらしいです。20倍です。
5年後、10年後がちょっと楽しみです。

また、他のいわゆるファストファッションとは一線を画し、シンプルで良いものを比較的長く店頭に置くというビジネスモデルを取っているため、コストも比較的低く抑えることができるとのこと。
同じ商品を長く置いておくため、より量によるコスト効果が期待できるんですね。
海外を含め、店舗が増えるとこの効果はますます効いてくるかもしれません。

最後の部分で、柳井さんがファストリテーリングを息子たちに継がせないことを決めた、ということが書いてあります。
大株主にはなりますが、経営に参加はさせないとのこと。
創業者一族が社長になっちゃったどこかさんとは違うということでしょうか?
まあ、大経営者の子供がこれまた大経営者になる可能性は大きくはないでしょうから、それよりも優秀な人材を選んだほうがいいのは言うまでもないと思います。

・・・バンクーバーにもそのうちユニクロできるんやろうか?

Jun 22, 2010

スコッチウイスキーの輸入国

The Economistに面白い記事を見つけました。
最もスコッチウイスキーを輸入している国は?

2000年に比べてスコッチの輸出は40%増えて、年間11億ボトルに。
これはおよそ49億ドル、つまり大体4500億円になります。けっこうすごいね。

ここからが予想外なのですが、なんとスコッチを最も輸入している国は・・・フランスらしいです。
しかも、2位のUSに35%程度の差をつけてのダントツ1位です。
昨年から12%伸びておよそ1億8000万本
フランスの人口は6300万程度なので、全国民で割っても平均ボトル3本。う~む。
フランスには、ワインはもちろん、蒸留酒としてブランデーがあります。それに加えて、ウイスキーもとは・・・。
ものすごい酒好き?それともいろんな酒を適度に飲み分けているのでしょうか?
おもしろいですね。

また、新たな傾向として、ヨーロッパ以外に南米のブラジルやベネズエラが上位にランキングされるようになったとのこと。
これらの国では、スコッチはステータスシンボルとして利用されることが多いらしいです。
まら、5位には南アフリカもランクインしてますしね。
韓国はいますが、日本はいません。日本製のウイスキーも安くて人気がそっちにも流れるのでしょう。
さらに、今後は中国にも力をいれていくらしいです。


僕はウイスキーが大好きです。
まあ、ウイスキーといっても、アイリッシュ派なのですが。
かと言って、スコッチが嫌いなわけじゃないですが。

高福祉?

「できないものねだり」はおやめなさい!スウェーデン財務相からの警告 - 北村隆司

ご参考に。

高社会保障の国というイメージの強いスウェーデンですが、高すぎる福祉水準を適正水準に戻すことによって破綻しかかっていた経済を立て直したそうです。



「福祉と雇用の2兎を追う時代は終り、雇用、雇用、雇用の時代となった。何時までも、高福祉、低負担の夢想を捨て切れなかったギリシャ、ポルトガル、スペインなどが、財政危機を迎える事は当たり前だ。」と国民の「無いものねだり」に追随してきた南欧3国を厳しく批判し、返す刀で「米国の経済政策もいずれ破綻する」と国民の人気を気にするオバマ大統領の2兎追い政策を批判しています。
という部分が特に印象的です。

さすがに低負担で、高福祉は実現不可能だと思います。
スウェーデンにしても、高負担であったがゆえに、高福祉が実現できていたのでしょう。少なくとも。
高福祉を望むのであれば、やはり消費税の引き上げは必須なのかなという気がします。
ただ、消費税のみに焦点を当てて話しもよくないです。他の税制(法人税とか所得税とか・・・)とも絡めないといけない話だし、どこまで長いスパンで考えるかという視点も必要だし。
まあ「そもそもどこまでの高福祉が必要なのさ?」という気もしますが。

Jun 20, 2010

「格差の小さい国」がいい・・・73%

朝日新聞のアンケート『日本のいまからとこれから』
やはり多くの人が日本のこれからに不安を感じていることがわかります。まあ、現状で不安を抱かないほうがどうかしてる気もしますが。
さらに「いまの日本は勤勉さが報われない社会」と感じている人は69%。これじゃあ頑張る人が減るよなあと思ってしまいます。ただ、その中で頑張れる人が最終的には報われるのではないかとも思います。僕はそう信じてます。

「経済的に豊かだが格差の大きい国」と「豊かさはさほどではないが格差の小さい国」のどちらを目指すかでは「格差が小さい国」73%が「豊かな国」17%を圧倒。


そら・・・勤勉さが報われないと感じるはずだよ。「勤勉さが報われる社会は嫌だ」って言ってるんやもん。
「そこそこの生活ができればいいけど、リスクを取って一生懸命頑張った人が裕福になるのは許せない」って言ってるんやもん。
こういう考えを聞くにつれ、心底気持ちが悪くなります。

よく考えるのですが、平等さってなんですかね。
僕は機会の平等は支持しますが、結果の平等は支持しません。そもそも平等な結果ってなんやねん?
平等な機会の中で頑張った人が、他人より優れた結果を得る(金銭面も含めて)のが不公平?
それを格差と呼びますか?

もちろん最低限の保証は制度として必要だと思います。
だけど、上から搾取していくようなことがいいとはとても思えません。
人材がおらんようになるよ。トップからどんどん海外に行ってまうよ。
そうなると、日本の将来はどんどん暗くなってしまうと思うんですが。
頑張った人には、しっかり報いることが必要なんだと思います。税制にしてもね。

ワールドカップ その2

オランダ戦。5時半に起きて、後半だけ途中から観ました。
負けちゃいましたね。でも、惜しかった。
失点シーンですが、まあしょうがないかな。キーパーをせめてもしょうがない。
その後、1対1を2本止めてくれてるんやもんね。

その後、11時半からカメルーン対デンマークを観ました。
デンマークの1点目はレベル高いプレーの連続でした。
精度の高いロングボール→ナイストラップ→絶妙のクロス→スライディングのシュート。全部がナイスでした。
あのシュートは簡単に見えるかもしれないですが、けっこう難しいと思います。
結局2対1で、デンマークの勝ちでした。

これで、日本は次のデンマーク戦に引き分けか勝てば予選突破です。
これは結果論ですが、日本がオランダと引き分けていたとしても、予選突破の条件は同じだったでしょう。
敗退の決まったカメルーンがオランダに勝つとは思えないですから。
結局、オランダ戦に引き分けていても、1失点で負けていても、条件は同じだったということです。
そう考えると、1点に抑えたことが評価されます。
2対0で負けていたら、デンマークに勝たないと予選突破できなかったわけですから。

引き分けくらいなら、可能かもしない気がしてきました。

Jun 17, 2010

BP or British Petroleum?

アメリカのCNNやイギリスのBBCでは連日BPのオイル漏れがトップニュースになっています。
ここにきて、アメリカとイギリスの関係悪化にまでつながる可能性まで指摘されるようになってきました。

そんな中、エコノミストに面白い記事を見つけました。"What's in a name?"
BPは以前はBritish Petroleumという社名でした。英国の石油です。ただし、今の社名はBPです。
アメリカの新聞や雑誌の中で、BPではなく、かつての社名"British Petroleum"を使用した割合をグラフにしています。
事故以前はせいぜい全体の2%でした。
しかし、事故以後その割合が、6%~12%にまで跳ね上がっています。

これはライターが現在の社名を知らないということではありません。もちろんですが。
彼らは、イギリスの会社がアメリカで問題を起こしたということを強調しようとしているわけです。
「おい、イギリス!アメリカで何してくれるんだよ!」とまでは行かなくても、似たようなことを主張しているわけですね。

オバマもBP批判を公にしていましたし、これが国家間の問題に繋がらないといいんですが。
なんせ、このオイル漏れ、まだまだ続きそうですから。
ちなみにBPの株価は一気に下がってますね。

Jun 15, 2010

ワールドカップ 

いや~、ちょっとびっくりです。カメルーンに勝っちゃいましたね。
全敗だと思ってたんですがね。次どうなるでしょうか。

カナダのCBCでは全試合放送しています。普通にテレビで観れます。
さらに、CBCのワールドカップページでオンライン中継もしています。
日本では、スカパーに入ってないと全部はみれないですからね。なかなかやりますな。

ただ、試合開始がこっち時間で4:30、7:00、11:30なので、平日はとても観れません。お昼休みに少し観れるくらいです。
日本の試合は観れませんでした。

休日はちゃんと観てました。
イングランドにはがっかりです。僕が一番好きなチームだけに。キーパー・・・
それにしてもドイツは強かったですね。オーストラリアが全く何も出来ませんでした。すごくきれいなというか、おもしろいサッカーでした。フィジカルは相変わらず。
これに加えて、おそらくミドルも持っているはず。この試合ではあまり見れなかったけど。
らくらくと予選は突破しそうです。ね
フィジカル、高さなどはアジアでも抜けているオーストラリアですが、ドイツ相手には全く通じませんでした。恐ろしや~。

楽しみは続きます。

Jun 8, 2010

ワールドカップの保険

2010/6/6、BBC(英)の記事です。


ロイズ(ロンドン)の見積もりによると、2010年南アフリカワールドカップに掛けれられている保険は、62億ポンドだそうです。
米ドルではおよそ90億ドル、日本円ではおよそ8000億円です。

その内訳は、試合自体が半分、イベントに関係する試合以外のビジネス関係が半分のようです。
例えば、試合が何らかの原因によって遅れたりすると、テレビ中継などに影響が出たり、観客がチケットの払い戻しを求めたりすることが考えられます。
これらのために保険が掛けられているわけですね。

しかし、選手に対する保険はこの見積もりには含まれていません。
有名選手の所属チームはスター選手に対して保険を掛けていることが多いと思います。
ケガでもされたら損失ですから。
この金額もすごい、トップ選手の全盛期には4000万ポンド、すなわちおよそ50億円もの保険がかけられることがあるそうです。
たとえば、ルーニーとかC・ロナウドとかなんでしょうか?

何にせよすごい・・・
もうすぐ本番です。

Jun 7, 2010

国際競争力・・・ 第27位って・・・

スイスのIMDというビジネススクールが毎年国際競争力ランキングを発表しています。
MBAでとっても有名なビジネススクールです。
ランキングは58の項目でランキングをつけています。

そのランキングですが、2009年の総合ランキングでは日本は17位でした。
さて、2010年は・・・・、・・・萎えました。
・・・27位
アジアの中でも、シンガポール、香港、オーストラリア(オーストラリアはアジアです!)、台湾、マレーシア、カタール、中国、韓国、タイの下です。



インフラに関しては、日本はそれなりに評価されてるんです。特に東京の便利さはかなりのもの。
でも、それ以外はひどい評価です。まあ、でも・・・妥当なんでしょうね。
社会的枠組なんかは本当に評価が低いみたいです。まあ、当たり前か。
本当にヤバイ状況なんですね。なんとかしないといけないんですよね。
本当に・・・このまま落ちていくだけなのだろうか。



Jun 3, 2010

ギリシャは武器輸入大国

なかなかおもしろいコラムを見つけました。欧州危機の軍事的帰結 谷口智彦

今、EUが大変ですが、その煽りを受けてどうだか欧州各国の軍事費も削減せざるをえないという内容です。
そうすると、これらの国々に武器を売っていた企業は、他の武器輸入国に対するセールスを促進するだろうというわけです。
じゃあ、武器輸入国ってどこよ?
というわけで、武器輸入国ランキングです。調査機関はストックホルム国際平和研究所(SIPRI)だそうです。いろんな機関があるのです。
数字は全世界武器輸入額に占める割合です。

中国:9% ・・・まあ、これは予想通りですね。
インド:7%
韓国:6% ・・・これはちょっと意外でした。
UAE:6% ・・・オイルマネー!!今後は?
ギリシャ:4% ・・・まじ?

ふうむ。おそらく、3%当たりには多くの国がひしめいている気がしますがね。
それにしてもけっこう意外なランキングではないでしょうか。韓国に、UAEにギリシャですか。
まあ、ギリシャに関しては、トルコとの関係は常に不安定(キプロスの問題とかけっこうシビア)ですからね。言われてみれば、納得な気もしなくもないですが。それにしてもねえ。
ちなみに輸入先は、ドイツ、米国、フランス、ロシアなどがほとんどを占めているようです。
当然、これらの武器を作れる国は輸入国にはなりにくいので、欧米先進国が上記ランキングに入っていないのはリーズナブルです。

ふと思ったのですが、表に出てこない武器輸出入ってどのくらいあるんでしょうか。
もしかすると、全く異なる結果が得られるかも知れないですね。興味はありますが、深入りはしたくないです。