Jan 27, 2009

株価上昇はわずか17社

今回も週刊ダイヤモンド(09/1/31号)です。
昨年末までの過去3年間で新興市場において株価が上昇した企業数(1029社中)とのことです。

新興市場とは・・・
東証1部などではなく、ジャスダックやマザーズ、ヘラクレスといった市場のことで全国に6市場あります。つまり、  
  ジャスダック               上場企業926社
  東京証券取引所マザーズ       上場企業198社
  大阪証券取引所ヘラクレス      上場企業168社
  札幌証券取引所アンビシャス     上場企業11社
  名古屋証券取引所セントレックス  上場企業30社
  福岡証券取引所Qボード       上場企業10社
新興市場が6つもあるなんてとても多いです(ジャスダックとヘラクレスは統合するようです。ますます他の新興市場はいらなくなりますね)。多すぎです。アメリカでもナスダックがひとつあるだけですから。
新興市場が多いとなぜいけないか。上場の審査基準が甘くなってしまうからというのが大きいと思います。取引所側もビジネスなわけですから、上場してくれる企業が多くいてくれないといけません。つまり、適当に審査して上場させてしまうんでしょうね。なんか日本っぽいですね。それにしても上場企業10社って・・・、よく存在できますね。


これら新興市場に上場している企業で、過去3年間株価が上昇したのはわずか17社、宝くじ並みの確率だと記事は書いています。本当でしょうか?
本当に宝くじ並みの確率なのでしょうか?
宝くじの当たる確率は・・・年末ジャンボの場合、6等の3000円が当たる確率が1%だそうです。その上の10000円になると0.1%になってしまうそうです。
では、1029社中の17社とは・・・1.6%なので、3000円が当たる確率とそう変わらない程度です。宝くじ並みの確率って・・・、3000円かいっ!しょうもないわ。
ちなみに300円が当たる確率は10%ですから、いかにこの「宝くじ並みの確率」って言葉が適当なものかわかります。10%でも「宝くじ並みの確率」って言葉は使えるんですよ。まあ、使いませんけど。間違いではないのです。

1.6%ですか。
う~ん。金融危機とかありましたからねえ。この数字が本当に少ないのかよくわからないんですよねえ。
1部上場企業の場合は何%位の企業が株価上昇したのか、記事の中に一言書いておいてくれると比較できるから、もっとわかりやすかったんですけど。
面倒なので、そこまで調べませんでした。
別に個別株を買う予定もありませんしね。

Jan 24, 2009

37.6℃

風邪をひきました。熱が出ました。寝込んでました。
37.6℃なんか大したことないやん、って思った人。大したことあるんです!

いつも思うのですが、37℃を超えないと「熱」だと認識されないのはおかしいと思います。

思い出しました。
小学生か中学生の頃に、風邪でしんどくなったから保健室で熱を測りました。36.8℃。
  保健室のおばはん:「37℃いってないから、平熱やね」
  僕:「でも、結構しんどいんやけど」
  保健室のおばはん:「でも、37℃いってないやん。大したことないわ」
どう考えてもこれはおかしい。37℃という絶対的な値を基準に、「熱」という判断をするのはおかしい。
だって、体温って個人差がありますやんか?
めっちゃ平熱が低い人と、平熱が高い人がいますやんか。
例えば、平熱35.6℃の人と、平熱36.5℃の人がいたとして、その2人に対して同じ37℃を「熱」の基準として適用するのは絶対におかしいでしょう?
ちなみに僕は前者なのです。平熱が36℃もないのです。だから怒っているのです。この前なんか、朝測ったらたったの35.4℃しかなかったのです。
もし僕が平熱の高い人だったらこんなに怒ってないのです。もしそうだったら、しめしめと思っているでしょうからね。
やはり、平熱対比体温が1℃上昇したら「熱」が出たと認証する、というかんじで相対的に判断してあげないと平熱の低い人は損なのですよ。かわいそうな種族と言ってしまってもいいでしょう。
仮にも、保健のおばはんやったら、それくらいわかってくれないとあかんわな。


まあ、ただの思い出し怒りなんですけどね。

Jan 17, 2009

食品卸の営業利益率は1%未満

ダイヤモンド(2009/1/17号)の記事より。
かなりの衝撃でした。小売からは納入価格の引き下げを要求され、メーカーからは販売促進費やリベートを減らされており、板挟み状態とのことです。

売上高第1位の「国分」(売上高1兆4275億円;2007年度)のホームページを見てみたんですが、この会社は非上場らしく、利益まではわかりませんでした。
そこで、第2位の「菱食」(売上高1兆3993億円;2007年度)を調べてみると、2007年12月期の数字は以下の通りでした。

(連結)
 売上高            1,399,346 百万円
 売上原価           1,285,124百万円
 販売費及び一般管理費   108,127百万円
    営業利益           6,093百万円 → 売上高営業利益率 = 0.435%

(単体)
 売上高            1,042,847 百万円
    営業利益           5,442 百万円 → 売上高営業利益率 = 0.522%

確かに全然1%より低いですね。売上高のほとんどが原価なんですね。
よくこんなんでやっていけるもんです。
記事の中では、ある食品卸社長の「日本の卸はせいぜい数社しか生き残れない」というコメントが紹介されていますが、本当にそうなるでしょうね。この数字を見た感じ。
まあ、数社しか生き残れないというよりは、M&Aや合併の結果、数社になるのでしょうが。

最終的に数社になるだろうというのは、この業界だけではないでしょうね。
家電メーカーもすでにその動きが出てきているし、タイヤ業界もそうなっていくのかも知れません。

今後さらにいろんなことがありそうですね。

Jan 7, 2009

丑年生まれは1082万人です

2009年がはじまりました。
しばらくぶりに更新します。

総務省がまとめた1月1日現在の推計人口です。
総人口1億2767万人の8.5%を占め、干支別では子年(1170万人)、亥年(1153万人)に次いで3番目の多さです。
正月のニュースでやってましたし、新聞なんかでも書いてあるみたいですね。
ふ~ん、ですわ。だから?ですわ。

そして、しょうもないことですが、これは実はちょっと不公平なのです。
子年と亥年の人口が1位、2位なのはなぜか?考えてみれば当たり前なんです。
去年が子年で、一昨年が亥年だったからです。
もちろん、これが全てではないですが、そんなもんです。

現に、統計局のデータを見てみると、丑年の次の寅年は9位(1045万人)、その次の卯年は10位(1027万人)、辰年は8位(1050万人)とこれからの干支は明らかに下位です。
丙午(昭和41年)の出生減の影響で午年(1002万人)が12位、終戦前後の昭和20年の出生減の影響で酉年が11位(1011万人)であることを考慮すると、人口下位の干支3つが来年以降の連続する3つの干支なんです。

こんなもんです。
まあ、こんなのしょうもないっていうことですね。