今回も週刊ダイヤモンド(09/1/31号)です。
昨年末までの過去3年間で新興市場において株価が上昇した企業数(1029社中)とのことです。
新興市場とは・・・
東証1部などではなく、ジャスダックやマザーズ、ヘラクレスといった市場のことで全国に6市場あります。つまり、
ジャスダック 上場企業926社
東京証券取引所マザーズ 上場企業198社
大阪証券取引所ヘラクレス 上場企業168社
札幌証券取引所アンビシャス 上場企業11社
名古屋証券取引所セントレックス 上場企業30社
福岡証券取引所Qボード 上場企業10社
新興市場が6つもあるなんてとても多いです(ジャスダックとヘラクレスは統合するようです。ますます他の新興市場はいらなくなりますね)。多すぎです。アメリカでもナスダックがひとつあるだけですから。
新興市場が多いとなぜいけないか。上場の審査基準が甘くなってしまうからというのが大きいと思います。取引所側もビジネスなわけですから、上場してくれる企業が多くいてくれないといけません。つまり、適当に審査して上場させてしまうんでしょうね。なんか日本っぽいですね。それにしても上場企業10社って・・・、よく存在できますね。
これら新興市場に上場している企業で、過去3年間株価が上昇したのはわずか17社、宝くじ並みの確率だと記事は書いています。本当でしょうか?
本当に宝くじ並みの確率なのでしょうか?
宝くじの当たる確率は・・・年末ジャンボの場合、6等の3000円が当たる確率が1%だそうです。その上の10000円になると0.1%になってしまうそうです。
では、1029社中の17社とは・・・1.6%なので、3000円が当たる確率とそう変わらない程度です。宝くじ並みの確率って・・・、3000円かいっ!しょうもないわ。
ちなみに300円が当たる確率は10%ですから、いかにこの「宝くじ並みの確率」って言葉が適当なものかわかります。10%でも「宝くじ並みの確率」って言葉は使えるんですよ。まあ、使いませんけど。間違いではないのです。
1.6%ですか。
う~ん。金融危機とかありましたからねえ。この数字が本当に少ないのかよくわからないんですよねえ。
1部上場企業の場合は何%位の企業が株価上昇したのか、記事の中に一言書いておいてくれると比較できるから、もっとわかりやすかったんですけど。
面倒なので、そこまで調べませんでした。
別に個別株を買う予定もありませんしね。
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