Feb 25, 2011

ルパン三世の働き方

さん興味深い内容を提供してくれるこちらのブログ(世界級ライフスタイルのつくり方)、僕はいつも楽しみにしてます。先日、このブログで未来の仕事ってこうなるよ、という内容のスライドを紹介していました("The Future of Work")。


このスライドの内容、特に目新しいということでもないんですが、わかりやすくまとまっています。
”20年後にどんな仕事が存在するかなんてわからない”という前提のもと、未来の仕事について4つの特徴を提示しています(Transparent, Flat, Competitive, On Demand)。


1つ目のTransparentについては、評価の問題、生産性の問題、そしてひいては終身雇用制までつながりそうなことじゃないかな。
2つ目のFlatについてはトーマス・フリードマンが「フラット化する世界」で言ってることですね。JetBlueの話も出てきますね。読んでない人は、ぜひ。
3つ目のCompetitiveについては、最近よく言われる、大学のあり方とか、雇用の問題とか、海外
留学生の採用とか、その当たりの話ともリンクしてくると思います。クラウドなどにも話はおよび、ITリテラシーがない人はどんどん競争力がなくなっていくでしょうね。大変だ。
4つ目のOn Demandについては、キャリアについて。終身雇用はもう保証されてない、これからは契約ベースというか、プロジェクトベースの働き方が主流になっていくと言ってます。プロジジェクトに際して、必要な人材でチームを組み、プロジェクト終了とともに解散。そんなフリーランス的な働きかたが増えていくでしょうね。


僕が今回、このエントリーを書こうと思ったのは、4つ目のOn Demandがあったから。
以前(多分半年くらい前)Twitter上で見かけて、強く印象に残っている内容とこのテーマがリンクしたんです。「お~、これや!」って思っちゃいましたわ。
その内容っていうのが、タイトルにある「ルパン三世」的な働き方について。
つまり、普段は個人個人で動いている(働いている)けど、大きい仕事(プロジェクト)の際には必要に応じて集結し、シナジーを発揮する。そして、その仕事が終われば、またバラバラになる。
役割分担もしっかりしている。

  • 情報収集や、戦略構築など頭脳を使う部分はルパンの役目。
  • ルパンの行動面での補佐、相談役、戦闘関係は銃の名手、次元の役目。まあ彼はいわゆるオールマイティー的な存在ではありますが。
  • 活路を切り開くこと、しんがりを努め、相手の戦闘能力を削ぐことは五右衛門の役目。

こういうのええよなあ、って思うし、こうなっていきたいと思ってます。


程度はわかりませんが、欧米ではこんな感じの働き方が浸透しているらしいです。
日本ではいまだに大企業信仰みたいなのが強く、不景気なのもあって、(変化に鈍感な親世代の価値観を押し付けられているってのもあるかも)、安定を求める学生も多く、このような働き方をする人はまだまだ少数でしょう。
しかし、どんどん仕事のスタイルは変化していきます。時代は変化していきます。
何が安定なのかとか、何がリスクなのかってのは、その時代によって違うし、大企業にいることが安定だという一般認識が10年後や20年後まで残っているのかも不明。
常にそういった変化には敏感でいたい。そのときになって、後悔しても取り返しはつかないもんね。
いろんなスピードがますます早くなっている時代、すごく大事なことだと思います。

Feb 24, 2011

Countries of drinking

Many people love drinking, but at the same time we think that drinking can cause disease or death. 
It is difficult to say how much litre is critical, but this may be true.

In his blog (Creative Class), Richard Florida introduces a report by WHO (World Health Organization). The title of this report is "Global Status Report on Alcohol and Health". WHO researched the situation of alcohol drinking in the world. 
This report shows some interesting facts and results. Among them, I picked 3 figures from this report below, and going to think about the relationship between economic level, alcohol consumption and disease.

This report says 
Worldwide per capita consumption of alcoholic beverages in 2005 equaled 6.13 litres of pure alcohol consumed by every person aged 15 years or older.
And first figure shows that people in high economic level countries tend to drink more than people who live in low economic areas. According to this article (The Huffington Post), you can find top 25 countries. Most of them are in Europe (South Korea is 12th drinking country though!).  
Does it mean developed countries have so many alcoholics with disease cause by alcohol? It is not true. 


Second figure shows the percentage of people who don't drink alcohol. 
For me this result is very interesting. This shows that in developed countries, the rate of abstainers are low (less than 20%). It means in these countries most of adults are drinkers. 
So in these countries, even though alcohol consumption per capita is relatively high, it doesn't mean each drinker consume too much. 
For example, in France alcohol consumption is 13.7 litres per capita (No.15 in the world). Because there are few abstainers in this country, each drinker's volume is also around this volume. If abstention rate was 10% (0-20%), alcohol consumption per drinker would be 15.2 litres.


On the other hand, some countries, such as Russia or Mexico, absentention rate is higher. It means the percentage of drinker is lower than developed countries, and each drinker seems to consume higher volume of alcohol. Sometimes maybe high enough to cause disease or death.
For example, in Russia alcohol consumption is 15.7 litres per capita (No.4), with 20-40% of absentainers. If this is 30%, alcohol consumption per drinker would increase to 22.4 litres.  
You can see the big difference between these two countries.


Alcohol-attributable DALYs (disability-adjusted life year) is not so low in Europe or North America. However, DALYs of Russia or Mexico are higher than these developed areas. 


Of course it is too rough thinking, and we can say just trend. However, the trend is also important, and very interesting.
Anyway just drink for fun, and don't drink so much :)


By the way, I realized from this report that South Korea one of the top drinking countries. 
I won't try to beat them by drinking (^_^;) 

Feb 23, 2011

Facebook訪問者数、450万人を突破

海外に比べて利用者がいまいち増えていなかったFacebookですが、ここに来て日本でも訪問者数が急増しているようです。こちらのブログから(In the looop)。
昨年末の時点で訪問者は300万人でしたが、1月は450万人超えと、50%の伸びです。


上記ブログの中でも書かれていますが、やはり映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響が大きいんでしょうね。ここからの推移が楽しみです。
まあ、とは言っても、まだまだなんですけどね。日本ではtwitterの利用者はかなり多い(mixiよりも多い)のですが、Facebookの利用者は海外に比べて圧倒的に少ない。
海外に比べてどれくらい少ないか、というのはこちらの記事を見ると明らかです。
カナダでは、学生含め周りのみんなが普通に使ってるので、それが当たり前な感覚になってしまってるところがあるんですが、日本では状況が全然違いますね。


じゃあ、なんで日本でFacebookがこれまで流行ってなかったのか?
1番よく言われる理由が「実名制のFacebookが日本になじまない」ということです。確かにあるかも知れませんね。mixiもtwitterも匿名OKですから。
これに関しては、実のところ、海外でも完全に実名使ってない人、けっこういるんですけどね。中国人とか韓国人はイングリッシュネーム持ってる人も多いので、実名でなくイングリッシュネーム使ったりしてるし。ニックネームで登録してる人もいるし。


他の理由として、僕は、単純に「周りにFacebookを使う人がいなかったから」ってのがあると思います。これ、けっこう大きいですよ。一人でやってても意味ないもんですから。
基本、Facebookって、いわゆる友達間の、ゆるく閉じたコミュニティ内でのコミュニケーション(ここがキーだと思う)なので、友達が使ってなければ意味ないんですよね。カナダではみんな使ってるから、僕も使い出したけど、そうじゃなければ、使ってないかも知れないもんね。いまだに知らなかった可能性もなきしもあらずだし。


そういうい意味では、海外に留学している(いた)人とか、海外との接点が多い人は、Facebookを使っている知り合いが海外にたくさんいて、自分も使用するメリットがある。こういう人の多くは既にアカウントを持っていて、逆に言えば昨年段階での利用者ってほとんどこういう人だったんじゃないでしょうか。
そして、外堀を埋めるかのごとく、こういう人が日本国内の友達に進めて、その友達が使い出していた?もしそうだったとしても、この動きはきっとスローだったでしょうね。ゆっくりゆっくり。


問題はここからですね。映画の影響もあって、一般にFacebookの存在が広まりました。これを受けてみんなが使い出すかどうか。
周りに使用している友達があまりいない段階でどう広がるか?グループ単位で短期間のうちに一気に使い出すか、それとも伸び悩むか。どっちかじゃないかなあ、と勝手に思ってます。


みなさん、ぜひFacebookを使いましょう。楽しいですよ(^^)

Feb 21, 2011

公認会計士試験の目的って何?

公認会計士って大変なんですね。昨年の公認会計士合格者のうち、約4割が就職できてないらしいです。こちらのブログで知りました。「公認会計士 合格しても4割浪人 合格者増・不況が原因
確か、公認会計士になるためには、試験に合格後、2年間の実務経験が必要だったと思います。ということは、「会計士浪人」の人たちは正式に公認会計士になるための実務経験ができないことになりますので、試験に合格しても公認会計士の資格がもらえない人たちということになってしまいます。
なんだかなあ。。。
大変ですね。まあ、自分で選んだ道なんだろうから、しょうがないね。


上記ブログでは朝日新聞の記事を紹介してます。

金融庁は06年、「一般企業など幅広い分野で活躍が期待される」として、合格者数をそれまでの1千人台から2千~4千人台に増やしたが、監査法人以外への就職は依然として進んでいない。監査法人の内定者が全体の89.7%だったのに対し、一般企業と役所は計6.8%。前年の2.1%より増えたものの、「大半の企業は欲しがらないし、合格者も行きたがらない」(金融庁幹部)という状況だ。一般企業では資格取得の要件である会計実務を積める保証がないことが、合格者が敬遠する最大の理由という。
金融庁はこうした問題を解決するため、公認会計士試験の合格者をこれまでの2千人程度から、今年は1500人程度まで減らす方針を示している。資格制度も13年から大幅に変え、実務経験の条件を緩めた「企業財務会計士」と呼ばれる別の資格を新設する考えだ。
正直、「違うやろ」って思うわけです。06年の話もおかしいし、今回の話もおかしい。
これを読むと、公認会計士試験の目的が「試験合格者の数をコントロールすること」にしか思えないけど、そんなわけないじゃないですか。
この試験の本来の目的は「公認会計士としての職務を全うするのに必要な知識(、スキル)を備えているかを判断する」ことであるべき。だって資格試験なんやもん。


そもそも、資格試験で合格者数をコントロールしようということ自体がおかしい。合格者数は結果でしかないもん。
合格者をコントロールするための方法って、合格点は固定のまま、試験の難易度を上下させることでしょう。変更のたびに合格者のレベル、変わりますよ。公認会計士に仕事を依頼する企業にとってみれば、詐欺みたいなもんです。
それとも、試験自体を「上位1500人を合格とする」というようにしちゃいますか?合格者のレベルが安定しないし、年ごとの不公平感が大きいですよ。

公認会計士の仕事はこういうもの、というふうに決まっているのだから、その仕事をするのに不足なしと判断された人はみんな公認会計士になっていいんですよ。
その結果、公認会計士が多くなりすぎるから困るとか、仕事にありつけない、というのは全然別の話。だから試験の合格者を減らそう、とか増やそうとかありえないですわ。
公認会計士が多くなりすぎる、ってことは結局公認会計士の価値が下がるだけで、公認会計士なんてそんなもんよ、ってなるだけ。

公認会計士が多くなって、仕事にあぶれる人が出てきたり、ステータスが下がることが嫌なんであれば、公認会計士に求める仕事の難易度とか要項自体のレベルを上げるべきなんじゃないかな。
その上で、現職の公認会計士含めて新しい試験を受ける。だって、現職の公認会計士って、旧要項のもとでの公認会計士なんだから、新要項に変えた時点で試験受けなおさないとね。



言ってしまえば、公認会計士試験って、運転免許の仮免試験とか本試験と同じなんですよ。同じ資格試験。大学入試みたいに定員が決まってて、上から成績優秀者を定員になるまでとっていくような試験とは根本的に違うんです。
「免許をもっている人が多いから、今年の免許取得者は●●●●人にします」とか言われたらどうですか?「アホか!」ってなりませんか?
そういうことなんじゃないでしょうか。

Feb 19, 2011

ウェンブリーでの決勝戦のチケット代

サッカーは好きですか?サッカーが好きなら、チャンピオンズ・リーグを実際に観たいと思うのは自然なこと。
じゃあ、いったいその決勝戦のチケットっていくらくらいするんでしょうか?
この記事はそんな疑問に答えてくれます。BBCです。Champion League final ticket prices


本題に入る前に、、、チャンピオンズ・リーグとは?
サッカーに詳しくない人は知らないかも知れないので。。。
ヨーロッパのクラブNo1を決める大会のことです。毎年行われています。この大会に参加できるのは、ヨーロッパ各国のリーグの上位チームのみ。限られたチームしか参加できません。
これらのクラブチームには世界中のトッププレイヤーが集まり、いわばオールスターチームのようなものです。さらに、試合にあわせて召集される各国代表チームとは違い、毎日一緒に練習のできるクラブチーム。
このチャンピオンズ・リーグは、ワールド杯よりもレベルの高い大会だと言われています。
決勝戦以外はホーム&アウェイで行われるのですが、決勝戦だけは事前に決定している会場で一発勝負で行われます。この会場は毎年異なり、昨年はレアル・マドリードのホームであるマドリッドで行われました(レアルは決勝まで行けなかったですけど)。
そして、今年は5/28にイングランド、ロンドンにあるウェンブリー・スタジアムで決勝が行われます!サッカーの聖地と呼ばれるスタジアムです!!ぜひともプレミア同士の決勝を期待したい。もちろんマンチェスター・ユナイテッドが優勝することは決定事項です!


さて、話を戻しましょう。じゃあ、このウェンブリーでの決勝戦、チケットはおいくらでしょうか?
イングランドということで、通貨単位はポンド(£)です。今日時点のレートで£1=¥135前後。


まず決勝戦に進出した両クラブにはそれぞれ25,000枚ずつ割り当てられているとのこと。これらのチケットは両クラブを通してクラブのファンに販売されます。その価格が£80(約¥11,000)
これが1番安いチケットになるんですが、一般の人は購入できません。クラブのファンだけです。


一般の人が購入できるチケットは、全部で11,000枚。クラブ割り当て分に比べると1/5です。
カテゴリー1~3までの3段階のシートがあり、管理手数料£26込みでそれぞれ
カテゴリー3:£176(約¥24,000)
カテゴリー2:£251(約¥34,000)
カテゴリー1:£326(約¥44,000)
とのことです。なかなかいいお値段しますねえ。


この価格に関して、大会を主催するUEFA(欧州サッカー連盟)はワールド杯決勝戦などと同程度であるべきだと考えているようで、高すぎる価格だとは考えていないんだそうです。
ふ~ん。。。
ワールド杯決勝戦のチケット代がいくらなのか知りませんが、同じ価格であれば、僕は圧倒的にチャンピオンズ・リーグの決勝が観たいですね。


僕に取ってのチャンピオンズ・リーグは毎年ユナイテッドが負けるまで続きます。つまり、今年は決勝までチャンピオンズ・リーグを楽しめる予定なんです。実は毎年その予定なんですが。。。
とにかく、今年のチャンピオンズ・リーグには、ベスト16の段階で日本人も2人(長友、内田)残ってます。まあ、長友の場合は残ってるというか、ここから参加なんですね。なんで日本人を応援するという意味でも、まだ楽しめますよ。


そして、プレミア勢もいい感じ。
ベスト16に参加4クラブが全て進出。その決勝トーナメント1回戦でも、アーセナルがバルセロナ相手に先勝。トッテナムもACミランに先勝(しかもアウェーで!!)。チェルシーの相手は弱そうだし、ユナイテッドもマルセイユ相手に負けることはないでしょう。いい感じです。
いや~、それにしても、バルサがここで消えてくれるとユナイテッドにとっては最高なんですが。ユナイテッドのために頑張れ、アーセナル!バルサに勝ったら、その後お役御免で負ければええからな。


この記事の最後にこんな落ちが。
女子のチャンピオンズ・リーグ決勝は同じくロンドンにあるFulham's Craven Cottage groundというスタジアムで行われるのですが、こちらのチケット代は£5(約¥675)だそうです(^_^;)

Feb 18, 2011

人は後悔することを恐れるらしい

The New York Timesにちょっと面白い記事を見つけたのでご紹介。("The Price of Regret")
心理学者の研究の結果、「人は将来の後悔を避けるためであれば、利益を放棄することもいとわない」ことがわかった、というもの。
つまり、人は後悔することを恐れているってことですね。将来自分が後悔する可能性を排除するためには、確定している利益を損なってもかまわない。
ふ~ん。面白いなあ。


これは、下記論文の研究内容を紹介したものなので、じゃあこの論文を読んでみたいと思ったのですが、$31.5払わないと全文が読めないみたい。
Regret aversion and the reluctance to exchange lottery tickets
そんならいいや。とりあえず、Abstract(要約)だけは読めるので、これを簡単に訳してみましょう。
最近の研究によって、将来の後悔から自分を守るためであれば、人々は直接的な物的利益を見送ることをいとわないこと、が明らかになった。2つの実験において、1枚の宝くじ券を与えられた参加者にその券と、別の券(同じ宝くじの券)の交換を提案した。しかし、参加者の多くは、たとえこの交換の際にボーナスを与えるという場合においてさえも、交換をしないことを選択した。実験1では、後悔するかもしれないという見通しを予防するためにある操作を加えた。宝くじ券を封筒に入れ封をした状態で与えたのである。これによってより多くの参加者が券の交換に応じることがわかった。実験2では、交換しなかったことを後悔する可能性が増大するにつれ、同様により多くの参加者が交換に応じることがわかった。どちらの実験においても、選択に対する操作の影響は、参加者の後悔の介在を受ける。これらの実験によって、将来の後悔を防ぐために人々は物的な利益を見送ることをいとわないこと、さらには宝くじ券の交換に対するためらいが(部分的であれ)後悔することに対する強い反感に起因することが明らかになった。

 なんだそうです。実験1と2がどんな実験なのかは論文を読んでみないとわからないんですが、雰囲気はなんとなくわかりますね。
それにしてもなあ。当選発表前の、同じ宝くじ券の交換ですよ。当選の確率は同じですよね。しかも交換に応じた場合にはボーナスももらえるっていう好条件。であれば、交換に応じたほうが得なのは容易に理解できます。
でも、「もし、自分が持っていた宝くじが当選したら・・・」と考えると、交換しないんですね。
面白いなあ。


僕なら交換しますよ。まあ、そのボーナスにもよるかもしれませんが、まず交換するね。
だって、宝くじが当選する可能性が交換前後で変わらない以上、交換したほうが絶対得やもん。
そして、一回決断したら後悔しないもん。してもしょうがない。決断ってそういうもんでしょ。
でも、頭ではわかっていても、心の底ではやっぱり後悔するんかなあ。
こういう心理学というか、社会科学というか、行動科学というか、僕はけっこう好きなんです。

Feb 16, 2011

「ロード・オブ・ザ・リング」は絶対サムが1番かっこいい

ここ数日風邪をひいたらしく、微熱が続いてたんですが、ようやく熱もおさまり回復してきたようです。
寝たり、起きたりしてたんですが、大部分の時間をベッドの中で過ごしてました。机に向かって何かをするのはちょっとしんどかったんですが、ただ寝てるだけって暇ですよね。なんか時間を無駄にしてるようで嫌なんですが、しょうがないですね。
暇なので、ベッドの中で「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作を観ました。時間だけはあったもんで。

第1作目だけは観てました。公開は2001年だったみたいですね。
大学の春休みを利用して、ニュジーランドで1ヶ月間、バックパッカーをしてました。そのときにウェリントンの映画館(南半球で一番大きいスクリーンが売りだったと記憶してます)でこの映画を観ました。懐かしい。。。
そのときはこの映画のことを事前に知っていたとかではなく、映画館に行ったらやっていたのがこの映画だったので観たって感じでした。
わかりやすいストーリーだったので、英語が聞き取りにくくても理解はできたました。
そのときの感想としては、「おお、ホビットや。エルフや。ドワーフや~」「やたら長いな、これ」「えっ、ここから旅立ち?どこまで続くん?」「えっ、なんなん?これで終わりなん?話全然終わってないやん」ってな感じ。だって3部作だなんて知らなかったんやもん。

2,3作目は観てなかったので、いつかまとめて観てやろうと思ってたんですが、ようやく達成できました。
2,3,作目も4時間くらいあって、いや~、長かった。それでも、戦闘シーンがふんだんに盛り込んであって、退屈させない作りにはなってますね。けっこう楽しめました。
まあそれにしても、主役の存在感はないですね。1作目はともかく、途中からアラゴルンが主役の映画になってます。フロドが出てきても、「いいよ、別にそっちは」とか思ってしまいました。

この映画の中で僕が1番気に入ったのは、主人公(フロド)の従者役を務めるサムというホビットです。ものすごくいい味出してます。
フロドのために食糧を管理し、フロドが巨大クモに食べられそうになったときには一人でクモと闘い、フロドが囚われてしまった際には一人で敵の城に乗り込んで助け出し、最後でフロドがもう動けなくなったときにはフロドを背負って山を登り、、、素晴らしすぎる。
主人公がちょっと頼りないので、サムがいなければ何も成し遂げられなかったでしょうね。
それなのに、仲間達はみんなフロドの心配ばかり!「フロドは大丈夫か?」「フロドならきっとやり遂げるさ」不公平だ!サムは??
フロドは最後にリングを溶岩の中に投げ入れることさえできなかった。最終的には結果オーライの結末なんだけどね。目的が達成されたことを知った仲間たちが叫びます。
「フロド~!」「フロ~~ド~!!」
だから、サムは??サム頑張ったやんかあ!!不公平や!!

何はともあれ、サムのようなフォロワーは組織にとって欠かせることができません。リーダーをフォローする人です。フォロワーにはいろいろなタイプがあると思いますが、非常に需要な存在です。
リーダーだけで組織は成り立たないからね。
三国志の劉備には、頭脳明晰な軍師の諸葛亮(孔明)、無双の武将の関羽、張飛、趙雲がいました。内政や外交にしても孫乾、糜竺、簡雍などのフォロワーがいました。まあ、優秀な家臣は曹操のほうが多いような気もしますが:-)。

そもそもリーダーとか、フォロワーとか、これはもうその人の性格とか特徴とかによって、どちらに向いているかってのがあると思います。ドラッガーも確か、著書の中で「リーダーに向いている人と、2番のポジションに向いている人がいて、それは適性である」というようなことを書いていたと思います。
じゃあ僕はどっちかというと、フォロワータイプじゃないかな。ばいばりのリーダーというよりは、後ろからフォローするほうが向いてると思います。物言う株主ならぬ、物言うフォロワーです。
もちろんフォローするかどうかはリーダー次第なんですけどねえ^^;
軍師が1番カッコイイので、そうなれるように努力ですね。

ファイト!

Feb 8, 2011

居酒屋での3つの勘違い

昨日は元クラスメートと久々に会って、居酒屋に行ってきました。日本風の居酒屋。
ちなみに彼女はタイ人で、バンクーバーに来る前は、バンコクのホテルで働いていました。(今は、バンクーバーのホテルで働いてます)。
久しぶりということもあって、時折バーテンさんも交えながら(僕らはカウンター席に座ってました)けっこう話が盛り上がり楽しかったです。その中で立て続けに勘違いが3回続いて面白かったので、ちょっと書いてみます。
ちなみに、「」の場合は日本語、””の場合は英語だと思ってください。


まず1つ目
”日本の居酒屋ってなんか雰囲気がいいよね”
”ん?行ったことあんの?”
”ホテルのオープニングで行ったことある。そのときに居酒屋行ったけど、よかった。3人組のミュージシャンがジャズ演奏してて、音楽聴いたり、会話したり、楽しかった”
”ふむ、それって、居酒屋ではないと思うけども。まあ、聞いた感じやとよさそうやなあ”
”I went to コーチ, and I found department store, and many things.”
ってな感じの会話でした。
ああそうなんや、日本にきて、COACH行ったんや。僕は興味ないけども。
”で、東京の印象はどうやった?”
”東京?”
”ホテルの仕事で来たんやろ?”
高知!”
”・・・!ああ、高知


僕のミスです。
”コーチ”違いでした。高知なんて思いもつきませんでした。タイにもある国際的なホテルが日本でオープン。東京って思い込んでたね。


次、2つ目
バーテンさんはcaucasian(コケージャン)でした。まあ、白人のことですが。こっちでは普通Whiteとは言わないです。コケージャンと呼びますね、僕の知ってる限り。
彼が他の店員さんと日本語でやり取りしてたので、”Good English”と声を掛けてみました。
多分彼は、僕ら2人とも日本人だと思ったんでしょうね。
「3ヶ月前まで日本にいました」
と日本語でガーっと話してきました。
「3年いましたね。熊本にいましたね。熊本は田舎なので、英語で会話できる人がいなかった。なので日本語話す必要がありましたね。」
もちろん、友達は日本語わかりませんので、”Oh...”と言って苦笑です。
”ははは、彼女は日本語わからへんねん。”
”I'm from Thailand”
"Oh... sorry, I thought you are Japanese, too."


バーテンさんのミスです。
当たり前ですが、日本人と一緒にいるからと言って、日本人とは限りません。
コケージャンには東アジア人の見分けがつきにくいらしいことは確かなんだけど、さすがに日本人とタイ人ってけっこう違うと思うんだけどね。
まあ、彼がいたのは南国の熊本らしいからなあ、まあわからんでもないか。


最後の3つ目
3ヶ月前まで日本にいたというバーテンさん。ちょうどテレビでスーパーボールがやってたので、
”アメフト好き?それともやっぱ、アイスホッケーが好きなん?”
”う~ん、そうでもないかな。I'm a music guy.”
友達がそこに食いつきました。
"Music? バンクーバーでいい音楽が聴ける場所が知りたいんだけど、教えてくれない?"
"Oh..."(Oh...が多いなあ)
"実は僕はバンクーバー出身じゃないんですよ。まだここに来て3週間なので、何にもわからない。逆にあなたが僕に教えてよ"


友達のミス(ってほどでもないけど)
彼はカナダ人ではあるけれど、ウィニペグの出身で、バンクーバーには来たばっかりやったんやね。
確かにバンクーバー出身とはいってなかったわな。
ちなみに、彼女はちゃんとバーテンさんにお店を紹介してあげてました。知ってるんやん。


どれもこれもありがちが思い込みからの勘違い。
ひとつひとつはささいなことなんですが、立て続けに3つ。それも3人が3人ともやらかしたというところが面白かったです。

Feb 7, 2011

日曜日は競馬の日

今日は日曜日です。日曜日といえば競馬ですね。
競馬好きです。数年前までは競馬場にも行ってたし、ネットで馬券も買ってたし、新馬戦を全てチェックして記録つけてたりもしてました。
まあ、知っているのは過去10年くらい程度のもんですけど。
最近は、馬券買わないし、競馬場行かないし、新しい馬知らないし、なんですが、騎手の成績とかちょくちょくチェックしてたりはします。
ちなみに、僕が1番好きだった馬はマイネサマンサ。ちょっとレアですけどね。

僕が1番注目しているというか、応援している騎手はベタですが三浦皇成。初年度がすごすぎただけにここ2年はちょっと伸び悩んでるかな~感もあるんですが(とは言っても別に悪い成績ということもないんですけどね)、やっぱり目立ちますね。
今年はそれなりにいいスタートが切れているようで、先週までの段階で6勝、この土日は3勝したようです。
騎手の評価基準としては、まず勝利数。これが1番基本です。
週1勝ペースで年間50勝。週2勝なら年間100勝。こう書くと簡単そうなんですが、100勝できる騎手はそうそういません。100勝=トップ騎手の一人です。
皇成もこれで9勝。いいペースなので、今年は楽しみかな。

そして皇成はこの週末に重賞勝ちをしました。まあ、だからブログに書いてるんですがね。
GⅢの東京新聞杯を5番人気のスマイルジャックで勝利。素晴らしい。
スマイルジャックはここを勝ったことで、マイラーズカップ(GⅡ)→京王杯スプリングカップ(GⅡ)と使って春の最大の目標は安田記念(GⅠ)になるのかな。あるいはそこまでは使わないかもね。どちらにせよ頑張って欲しいね。

彼は毎年重賞を一つずつ勝ってるんですが、今年は早い時期に勝つことができました。
今年はGⅠを取って欲しいですね。
それと、あと、皇成に欲しいのはクラシック戦線で勝負できそうな馬かな~。去年はほぼ縁なしやったもんなあ。なんだかんだ言って、春はやっぱり3歳が1番盛り上がるもん。
そこに絡んでいけるような馬に乗せてもらえるようになるとええなあ。

そんためには、地道に頑張って成績を残し、周りからの信頼を勝ちとり、いい馬に数多く乗せてもらえるようになり、そこでしっかり結果を出し、信頼を確かなものにしていく。これが大事ですね。
この繰り返しやな!

まあ、これはもちろん競馬だけに言えることではありません。
自分にも言い聞かせているわけですね。

ファイト!




Feb 5, 2011

なんかよくわかんない、<世界18都市における日・韓製品イメージ比較>

博報堂が発表した<世界18都市における日・韓製品イメージ比較>(ニュースリリース詳細)という調査結果について、昨日からいくつか記事を見かけます。例えば、


Twitterでもちょっとつぶやいたんですが、ちょっとこの調査結果、信憑性がいまいちなので、ここで書いてみます。


1.世界じゃなくて、アジアでの結果になってる
それはもうこの世界18都市の内訳を見れば明らか。

  • アジア14都市(中国:4(香港含む)、台湾:1、韓国:1、東南アジア:6、インド:2)
  • 米国1都市(ニューヨーク)
  • 南米1都市(ブラジル、サンパウロ)
  • EU1都市(ドイツ、フランクフルト)
  • ロシア1都市(モスクワ)
アジアだらけ。それも、東アジアと東南アジアとインドしか入ってません。この偏りを見て、世界的な結果とか、世界共通な●●とか、とても言えないと思います。東の方のアジアでのイメージ調査といったところでしょう。

先のニュースリリース詳細を見ると、『Global HABIT』という調査は主要34都市で実施しているとのこと。じゃあ、なぜ18都市しか比較していないのか?その理由を明らかにするべきでしょう。

もしかすると、日本と韓国の製品イメージ比較はこれら18都市でしか実施しなかったのかも知れないし、納期の関係上18都市に絞ったのかもしれない。
おそらくそれなりの理由はあるのでしょうが、その理由を明記しなければ、読み手に誤解を与えることもあるし、あらぬ疑惑を抱かせるおそれもある。
その疑惑とは・・・、そう、都合の悪い結果だった都市を除外したんじゃないか、というもの。そんなことはないとは思いますが、一気に信憑性が下がってしまいます。


実際フランクフルトの結果を見ると、日本と韓国に差はないですからね。しかも、両者とも低いレベルで同程度。EUのN数が1なので、なんとも言えないですが、EU各都市のデータがもっとあれば、面白い比較ができるたかもしれないですね。


2.本当に製品に対する評価になっているのか?
製品に対する評価というよりも、日本、韓国という国自体に対する評価になっていないか、ということです。


もちろんこの両者は切っても切れない関係なのですが、製品に対するイメージ=国に対するイメージではないですよね。それやったら、あんまりこの調査の意味ないもんね。
ただ、この質問、特にアジアの中でのこの質問、どうしても国のイメージ込みで答える人が多いんじゃないかな?

例えば、アンケートに「韓国製品と、日本製品について」とか書いてあるとして、韓国が嫌いな人は「韓国製品」の点数を低くし、逆に「日本製品」の点数を高くしそう。あるいは、日本が好きな国は日本製品の評価が高くなり、韓国製品の評価が低くなりそう。
つまり、実際以上に高くなったり、低くなったりするんじゃないかなあ、と思うんですよね。

前者は台湾がいい例じゃないかと。この調査において、台湾の日本製品に対するイメージは韓国に比べて高い。台湾は韓国とは仲悪いですからね。
後者はサンパウロかな。ブラジルは日系の多い国。日本に対するイメージと韓国に対するイメージが大きくことなっても不思議はありません。
まあ、別にこれはこのアンケートに限ったことじゃないですけどね。

それと、もう一つ。現在急成長を遂げているアジアの中で、日本と韓国のそもそも立ち位置が異なるんじゃないかということ。そして、それがこのアンケートに影響してるんじゃないでしょうか。これは単に僕の推測ですが。


東南アジア、台湾にとって、韓国はちょっと前まで同じ途上国にいた国であり、どちらかと言えばライバルのような(?)関係。
一方で日本は、アジア諸国が発展に入ろうかという時期にはすでに世界経済の中心にいた国だと思います(現在では衰退に入ってはいますが)。


まあこれはマインドセットの問題なんですが、そういったイメージがこのアンケートに入ってくることはどうしても避けられないと思うんです。ライバル心というか、嫉妬心というかなんというか、なんというか。

3.韓国製品との相対比較だけが目的なの?
この分析の意味がよくわからない。


このニュースリリースの結論は「日本製品はイメージにおいて韓国製品を上回る」というもの。結論とは課題の答えなので、この分析の課題は韓国との比較のみなんです。


でも、それが大事なのか?ポイントはそこなのか?


OK、確かにそこも大事でしょう。競争やもんね。負けたくない。それはいいことだとは思う。
でもなあ、比較にだけこだわっているから結論がミスリーディングになるんやん。

「高品質」イメージ比較はまあいいわ、その次の「カッコイイ/センスがいい」イメージが問題。
「カッコイイ/センスがいい」イメージでも「日本製品」が「韓国製品」を上回っています。
ってのが結論になってるけど、それよりも日本製品の「カッコイイ/センスがいい」イメージの17都市平均(韓国除く)が42.2%しかないこと。
つまり、半分以上の人が日本製品をカッコイイと思ってないということ。
ここが重要なんじゃないかな、と僕は思うんですが。違うのか?


だから、上にリンク先を載せた記事のタイトルが日本製品は「カッコイイ」・・・世界18都市調査になったりするんやん。うそやん。半分いってないやん。
もちろんこの記事書いた人の読解力不足は明らかなんですが、このニュースリリースにも原因があると思います。


4.質問項目がなあ
これはもう、つまり「高品質」では競争に勝てないということで大西氏が述べていることズバリなんじゃないかな(このブログ、おすすめですよ。マーケティング関係ですが、いつもコンパクトにまとまっていてわかりやすいです)。

というわけであんまり書くこともないんですが、結局、質問項目が消費者目線じゃないんですよ。だから、このリサーチの意味がいまいちわからなくなるんです。

「高品質」イメージ。。。
低品質よりはいいけど、消費者の求めるレベル以上の品質ってどこまで必要なのか?
いいもの作れば売れる的な日本的な発想の設問に感じられてしょうがない。
そもそも韓国企業の戦略は高品質じゃなかったでしょ?であれば、韓国企業からするとこの結果、まあねえ、としか映らないかも知れないですよ。

まあ、「カッコイイ/センスがいい」の設問はありかなとは思いますが。デザインはますます重要になっていく要素だと思いますので。だからこそ、もっと高い数字が欲しい。



・・・というわけで、このニュースリリースにはつっこみどころがたくさんあるんですが、そのせいで信憑性が低くなってしまっています(僕にとっては)。
こういうことって、自分が何かやるときにも起こりがち。僕も気を付けないとなあ。

ファイト!

Feb 4, 2011

家欲しい?

ちょっと驚いた記事がこちら(20代後半の強い安定志向、90%が持ち家志向)。えっ、90%?そんなに?長谷工ハーベストというところが首都圏の住民を対象に行ったアンケートだそうで、
若い世代ほど持ち家志向が強いという結果が出た。
詳しく結果としては、「持ち家が良い」と「どちらかと言えば」を合わせると

  • 20代後半:90%
  • 30代前半:88%
  • 30代後半:78%
  • 40代:78%
  • 50代:70%
だったんだそうです。聞くまでもないけど、これ、家持ってない人だけに質問したんやろうねえ。であれば世代が上がるに連れ比率が下がっているのは、まあ理解できる気がする。
世代が上がるに連れ個々のスタイルが確立していくだろうし、今から「今から家はさすがにいらない」って言う人もいるだろうし。だから、若い世代ほど比率が高いからといって、若い世代ほど安定志向であると結論づけてしまうのはあまりにも短絡的。
ああ誤解のないように言っておくと、僕も若い世代が安定志向だとは思ってます。ただこのアンケート結果からそう言ってしまうのは単純かなと。

そもそもこの手の議論に関して世代間の比較って、どこまで意味があるのか。僕にはよくわからないところがあります。個々の値はおもしろいんだけど、比較する意味が。
比較するのであれば、他の国の同世代との比較をしたほうがもっと面白いよなあ。もっと水平的な比較ね。
最近はやりの「若者の内向き指向」についてもしかり。重要なのは水平的な比較だと思うんですよね。日本国内の世代間比較なんてあんまり意味ないよ。個人的には内向きという言葉はちょっと微妙かな、と最近思っていて、それも安定志向の結果なのかなと思ってます。リスク回避志向というかね。だから、国内から出たことないほうがリスク高いと思えば外に出るようになるでしょう。そんだけのこと。だからこそ、水平的な世界の若者との比較が重要なんですよ。そうじゃないと課題すら出てこないと思う。だって、最近記事読んでも「で?」としか思わないのが多いもん。
内向き志向の件に関してはこの記事がおもしかった。(「若者の内向き志向」に感じる論点のズレ)。ちなみに僕(いわしくん)もコメントさせて頂きました。

ちょっと話がそれましたが(ちょっとどころじゃないか?)、話しを戻します。
それにしても90%とはまたすごいですね。
僕はいらないですけどね。少なくともお金出して買おうとは今のところ思わない。くれるんならもらいますけど(募集します!)。
家買っちゃうと、動きにくくなると思うんですよね。売ろうとしても、まともな値段なんかつかないでしょうし。賃貸のほうが、好きなときに好きな場所に、その時の状況に合わせて選べるからいいと思うんですけどね。
そもそもなんで欲しいの?

「将来、住むところに困らなくて済む。財産をもつことができる」(27歳)
将来ってのは老後ってことかな?30年とか40年とかのローンをちゃんと完済できるお金を稼げるんなら、別に持ち家なくても住むとこに困らないと思う。逆に、ローン払えないんだったら家を売るしかなくなるんじゃないですかね。多分だけど。でもそのときには価値なくなってるよ。二束三文じゃないんかな?借金は残るんじゃないやろうか?そうなると、住むとこに困るよ、きっと。
家は買った瞬間に20~30%価値が下がるらしいし、その後も順調に価値は下がり続ける。将来の財産になるんかな?


「老後に家賃を支払わなくてもよい」(29歳)
これ言う人多い。でも、維持費はかかるやんね。年取る頃には老朽化に伴い修繕費とかけっこうかかるかもしれない。キッチンとか風呂とかは確実に時代遅れになっていくわね。電気まわりもそう。旧式をずっと使っていると、光熱費が余計にかかるといことも考えられます。家族の状況によっては、改修が必要になるかもしれない。そう考えると、家賃を払わない代わりになんかいろいろかかりそうな気もするんですよね。その点、賃貸であれば、そういった出費はあんまりないしなあ。新しいマンションを選んでいれば、快適でしょう。日本の現状を考えると、日本に住んでいる限りは家賃って下がっていくと思うしね。


長くなったんで、もうやめます。
まあ、こういったことは個人の価値観もありますからね。家を持っていると思うと精神的に安心だという人もいるでしょうし。そういったエモーショナルな部分というのは誰しもありますし、個人の勝手。「あなたはそうなんやね。僕は違うけど」と思うだけ。
ただ、これは僕が思っていることですが、近い将来(でないといいなあ)にインフレに転じてローン金利が上昇するんじゃないかなあと思ってます。国債関係が引き金になって。仮にそうなった場合、ローン払えなくなりそう(変動金利の場合)。ローンして家買うなら、絶対固定金利にすべきだと思う。これって可能なんですよね?


あ~、そうだ。あなたがお金持ってて長期のローン組まないでいいんなら家買ってもいいかもね。
さっきはお金出してまでは持ち家いらないって書いたけど、ローン無しで買えるんならいいかも。いいかな?う~ん、やっぱりまずはポルシェやな。

Feb 2, 2011

毎日コーヒー飲んでます

世界的に商品価格が上昇しているようです。原油などもそうですし、穀物やコーヒー豆やカカオなどの価格も上昇しているようです。要因としては異常気象、政情不安、需要増に伴う需給バランスのアンバランスなどがあるようです。以前(2008年頃かな)はトウモロコシなどの穀物に関して、バイオ燃料の絡みもあり、投機目的の価格高騰が話題になりました。そういった要因は今回もあるかもしれませんね。まあ、主要因は商品によって異なると思うので、一概には言えませんが。
商品にもよりますが、この商品価格上昇傾向は今後も続くと考えている人も多いようで、ジム・ロジャーズ氏もそう考えているようです。ふ~ん。


さて、その中でも今日はコーヒー豆について。
ニューヨーク商品先物市場のコーヒー豆の相場は昨年の春から右肩上がり。現在およそ1.7倍以上にまで上昇しているようです。なんともおそろしい。


ここにきてさすがに日本企業も我慢できなくなってきたようです。


1/28にスターバックスがコーヒーの価格改定を発表しました(詳しくはこちら)。
基本的にショート、トールサイズの価格を上げて、それ以上のサイズの価格を下げています。きっと、ほとんどの人がショートサイズを注文するんでしょう。大きいサイズの値下げはダミー。
それにしても今回の価格改定によって、ギュラーコーヒーのショートがついに300円になってしまいました。高いね。値上げ幅は10円だけなんですが、290円と300円では受ける印象が大きく変わるなあ。


ちなみにカナダ(バンクーバー)のスターバックスにはレギュラーコーヒに関してはショートサイズはありません。トールからの3サイズです。カナダでも昨年秋頃だったと思いますが、値上がりがあり、レギュラーのトールが$1.75、税込で$1.96になりました(それでも日本に比べると大幅に安いんですが)。日本よりかなり早く値上げに踏み切りました。
あ~、僕はレギュラーのブラックしか飲まないので、他は知りません。


日本はデフレと言われており、みんな価格には非常に敏感になっています。消費低迷も言われてます。従って、企業側も値上げはしにくい。原材料費が高騰しても、そのコスト上昇分を価格に転嫁するのは、頑張りきれなくなってからということになるんじゃないかなと思ってました。やむにやまれずって感じで。
一方で、同業の一社が値上げをすると、それにあわせて値上げする企業も増えてくるかなという気もしてました。出来る限り頑張るけど、どこかが始めたらそれに追随するという動きです。ちょっと前にもそんな動きが食品関係でありました。


今回のスターバックスの値上げもカナダでの値上げタイミングからはずいぶん遅れているわけで、今まで頑張ってきたのかもなと思います。
ただ、この値上げ、大手チェーンの中では最初の動きとのことですから、今後追随して値上げするところが出てくるかもしれないですね。
そう思ってたら、チェーンではないですがネスレがインスタントコーヒーの値上げを発表しました(1/31)。知りませんでしたが、UCC上島も1/26に値上げを発表してたようです。


コーヒー好きの僕はにとってはあんまり嬉しくない動きやな~。しょうがないけどさ。
それにしても10年後にはいったいいくらになってるんだろうかなあ。。。なんて思いながら今もコーヒー飲んでます。