Feb 16, 2011

「ロード・オブ・ザ・リング」は絶対サムが1番かっこいい

ここ数日風邪をひいたらしく、微熱が続いてたんですが、ようやく熱もおさまり回復してきたようです。
寝たり、起きたりしてたんですが、大部分の時間をベッドの中で過ごしてました。机に向かって何かをするのはちょっとしんどかったんですが、ただ寝てるだけって暇ですよね。なんか時間を無駄にしてるようで嫌なんですが、しょうがないですね。
暇なので、ベッドの中で「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作を観ました。時間だけはあったもんで。

第1作目だけは観てました。公開は2001年だったみたいですね。
大学の春休みを利用して、ニュジーランドで1ヶ月間、バックパッカーをしてました。そのときにウェリントンの映画館(南半球で一番大きいスクリーンが売りだったと記憶してます)でこの映画を観ました。懐かしい。。。
そのときはこの映画のことを事前に知っていたとかではなく、映画館に行ったらやっていたのがこの映画だったので観たって感じでした。
わかりやすいストーリーだったので、英語が聞き取りにくくても理解はできたました。
そのときの感想としては、「おお、ホビットや。エルフや。ドワーフや~」「やたら長いな、これ」「えっ、ここから旅立ち?どこまで続くん?」「えっ、なんなん?これで終わりなん?話全然終わってないやん」ってな感じ。だって3部作だなんて知らなかったんやもん。

2,3作目は観てなかったので、いつかまとめて観てやろうと思ってたんですが、ようやく達成できました。
2,3,作目も4時間くらいあって、いや~、長かった。それでも、戦闘シーンがふんだんに盛り込んであって、退屈させない作りにはなってますね。けっこう楽しめました。
まあそれにしても、主役の存在感はないですね。1作目はともかく、途中からアラゴルンが主役の映画になってます。フロドが出てきても、「いいよ、別にそっちは」とか思ってしまいました。

この映画の中で僕が1番気に入ったのは、主人公(フロド)の従者役を務めるサムというホビットです。ものすごくいい味出してます。
フロドのために食糧を管理し、フロドが巨大クモに食べられそうになったときには一人でクモと闘い、フロドが囚われてしまった際には一人で敵の城に乗り込んで助け出し、最後でフロドがもう動けなくなったときにはフロドを背負って山を登り、、、素晴らしすぎる。
主人公がちょっと頼りないので、サムがいなければ何も成し遂げられなかったでしょうね。
それなのに、仲間達はみんなフロドの心配ばかり!「フロドは大丈夫か?」「フロドならきっとやり遂げるさ」不公平だ!サムは??
フロドは最後にリングを溶岩の中に投げ入れることさえできなかった。最終的には結果オーライの結末なんだけどね。目的が達成されたことを知った仲間たちが叫びます。
「フロド~!」「フロ~~ド~!!」
だから、サムは??サム頑張ったやんかあ!!不公平や!!

何はともあれ、サムのようなフォロワーは組織にとって欠かせることができません。リーダーをフォローする人です。フォロワーにはいろいろなタイプがあると思いますが、非常に需要な存在です。
リーダーだけで組織は成り立たないからね。
三国志の劉備には、頭脳明晰な軍師の諸葛亮(孔明)、無双の武将の関羽、張飛、趙雲がいました。内政や外交にしても孫乾、糜竺、簡雍などのフォロワーがいました。まあ、優秀な家臣は曹操のほうが多いような気もしますが:-)。

そもそもリーダーとか、フォロワーとか、これはもうその人の性格とか特徴とかによって、どちらに向いているかってのがあると思います。ドラッガーも確か、著書の中で「リーダーに向いている人と、2番のポジションに向いている人がいて、それは適性である」というようなことを書いていたと思います。
じゃあ僕はどっちかというと、フォロワータイプじゃないかな。ばいばりのリーダーというよりは、後ろからフォローするほうが向いてると思います。物言う株主ならぬ、物言うフォロワーです。
もちろんフォローするかどうかはリーダー次第なんですけどねえ^^;
軍師が1番カッコイイので、そうなれるように努力ですね。

ファイト!

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