ダイヤモンド(2009/1/17号)の記事より。
かなりの衝撃でした。小売からは納入価格の引き下げを要求され、メーカーからは販売促進費やリベートを減らされており、板挟み状態とのことです。
売上高第1位の「国分」(売上高1兆4275億円;2007年度)のホームページを見てみたんですが、この会社は非上場らしく、利益まではわかりませんでした。
そこで、第2位の「菱食」(売上高1兆3993億円;2007年度)を調べてみると、2007年12月期の数字は以下の通りでした。
(連結)
売上高 1,399,346 百万円
売上原価 1,285,124百万円
販売費及び一般管理費 108,127百万円
営業利益 6,093百万円 → 売上高営業利益率 = 0.435%
(単体)
売上高 1,042,847 百万円
営業利益 5,442 百万円 → 売上高営業利益率 = 0.522%
確かに全然1%より低いですね。売上高のほとんどが原価なんですね。
よくこんなんでやっていけるもんです。
記事の中では、ある食品卸社長の「日本の卸はせいぜい数社しか生き残れない」というコメントが紹介されていますが、本当にそうなるでしょうね。この数字を見た感じ。
まあ、数社しか生き残れないというよりは、M&Aや合併の結果、数社になるのでしょうが。
最終的に数社になるだろうというのは、この業界だけではないでしょうね。
家電メーカーもすでにその動きが出てきているし、タイヤ業界もそうなっていくのかも知れません。
今後さらにいろんなことがありそうですね。
No comments:
Post a Comment