Jan 31, 2011

タイマンであれば乱闘もOK?

まったりした日曜日。


ここカナダでもっとも人気のあるスポーツといえば、サッカーです。みんなサッカー大好きです!やっぱりサッカー最高です!
・・・というのはうそです。サッカーが最高なのは本当ですが。
カナダではみんなアイスホッケーが大好きです。昨年のバンクーバーオリンピックではカナダが米国を破って優勝しました。


北米には有名なNHL(National Hockey League)という世界最高峰のアイスホッケーリーグがあり、アメリカ、カナダのクラブチームで構成されています。詳しくはウィキペディアをごらんください(NHL)。
バンクーバーにはCanucksというチームがあり、試合の日には本拠地のRogers Arena(今シーズンからGM Placeから名前が変わりました)に青いジャージ(ユニフォーム)着た大勢の観客が集まってきます。このチームはけっこう強くて、昨シーズンのプレーオフでも準決勝くらいまでいったみたいです。
ちなみにこのチームのマスコットはシャチです。
僕が以前お世話になっていたホームステイ先でもホストファザーが毎日テレビでアイスホッケーの試合を見ていましたし、今住んでいるマンションでもルームメイトがほぼ毎日テレビで試合を見ています。みんな好きなんですね。


そんなアイスホッケーですが、僕が1番おもしろいと思ったのが、乱闘です。
しょっちゅうあります。テレビでも乱闘シーンだけ集めたものがやってたりもします。
サッカーを始め他のスポーツでもたまに乱闘ってありますよね。そんなときって審判を始め、みんな乱闘を止めようとしますよね。
でも、アイスホッケーはどうも違うようです。
いまいちよくわからないのですが、どうもタイマンであれば乱闘もあり(?)のようなんです。


<よくあるシーン>
まず揉め事が発生します。そして当事者同士が向かい合います。グローブを外してファイティングポーズをとります。
審判は2人の周りにはいますが、決して止めたりしません。氷上に落ちているスティックとかグローブなど、タイマンの邪魔になるものはきちんとどかしてあげます。そして見守ります。まるで格闘技のレフリーです。チームメイト達も同様に見守ります。誰も止めません。そして観客は盛り上がります。タイマンであればOKなんでしょう、きっと。
さすがにゴングはないんですが、ボクシングのようなどつき合いが始まります。すぐ終わることもあれば、しばらく続くこともあります。
そして、いいのが一発入ったり、片方の体勢が崩れて倒れてしまったら、そこで審判が止に入ります。勝者はおとなしくそこで戦いをやめます。ドヤ顔です。
さすがに、その後当事者にはペナルティーが与えられるんでしょう。しばらく箱みたいなところに閉じ込められてしまいます。


なんで誰も止めないのか?
おそらくなんですが、足元が氷であるために安定しないので、しっかりと踏み込んでパンチを繰り出すことができません。どうしても手打ちになります。従って、パンチをもらったとしても大して効かないため、ダメージが残ることもないんでしょう。
だから、止める必要もないというわけなのではないでしょうか?見世物としてもおもしろいし。
これが他のスポーツであれば、足元が定まっているので、しっかりと踏み込んで腰の入った体重の乗ったパンチを繰り出すことができます。こんなのを食らうとたまったもんじゃないですわな。


日本ではメジャーじゃないですが、見てるとそれなりにおもしろいスポーツです。
未だに、何をしたら反則なのかがいまいちわからなかったりしますが。。。

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