営業用トラック対比、鉄道輸送の場合(2005年度 国土交通省)です。ダイヤモンド(08/12/13号)の記事より。
盲点でした。
日本にはJRの線路がこれでもかってなくらいに張り巡らされているわけですから、鉄道輸送はどこへでも運べてしまうわけですね。しかも、トラックよりも1台の列車で運べる貨物が多いから、単位貨物あたりで考えると運転手など、必要な人も少なくてすみそうです。
また、長距離になればなるほどコストに違いが出てきそうだなと思って記事を読んでいると、正確なコストについての記述はないのですが、長距離になるほど鉄道(JR)のシェアが増えるという結果がありました。
501~1000キロでは鉄道輸送のシェアは7%しかないのですが、1001キロ以上では38%だそうです。
環境、特に温暖化やCO2排出に敏感な今日この頃ですから、CO2排出が営業用トラックの1/7の鉄道輸送は今後も伸びていきそうな気がします。
余計なことですが、この会社の人はもしかしたら「原油高がずっとこのまま続けばいいのに」とか思っていたかも知れないですね。
そもそも鉄道貨物は国鉄からJR各社と共に別れたJR貨物という会社が行っているらしいです。旅客部門がJR東海、JR西日本など6つの地域会社に分割されたのに対して、貨物部門はJR貨物の一社しかなく、全国ネットで鉄道貨物輸送を行っている唯一の事業体とのことです。貨物は長距離輸送が必要なので、統一されているほうが便利だったみたいです。そりゃそうやなと僕も思います。
なんと言っても、一番長距離を走る貨物列車は札幌~福岡間2130km走るらしいですから。
それにしても、最近ではいろいろ面白い貨物列車も登場しているようです。
例えば、
●佐川急便と共同開発した、世界初の特急コンテナ電車「スーパーレールカーゴ」(ネーミングはいまいち)
●トヨタの用命で開発した、名古屋~盛岡間を毎日往復する自動車部品専用列車「トヨタ号」(まんまかい)
など、「列車単位での新商品」開発なんかはおもしろいですよね。
いろいろアイデアも出てきそうです。
列車輸送。新しくもなんともないのですが、以外に熱そうです。
いったんは時代に見捨てられ、しかしやがて訪れた新しい時代からは歓迎される、なんてことになるのでしょうか。興味はありますね。
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