Mar 13, 2011

何ができるのか?

昨日は、海外で日本の状況を心配している友人に現状を報告することを目的に英語でエントリーを書きました。
ここでは、自分たちに何ができるのか、被災地から遠く離れた(僕は実家のある福井にいます)場所から何ができるのか、について書きます。といっても、当たり前のことしか思いつきません。


1.募金
まずはこれが効果的かと思います。誰でもできることです。どこからでもできることです。
そして募金をするのであれば、この場合、大きな組織を使用したほうがいいと思います。みんながみんなで勝手にやったら混乱してしまうでしょう。
ネットでも簡単に募金ができます。Yahoooもやってる。mixiもやってる。gooもやってる。グルーポンもやってる(「ネット系サービス、義援金募集相次ぐ」)。集まったお金を日本赤十字に寄付するところが多いみたいです。
僕はグルーポンを使いましたが、このブログを書いている時点で、およそ5000万円が集まっているようです。グルーポンは世界中に支社があり、世界各国でも同様に募金を集めてくれるいるようです。
海外からも、例えばAmazonではカナダ赤十字を通した募金、アメリカでも募金を集めてくれています。
お金は確実に必要になってきます。少しずつでもいいので、みなさんお願いします。


2.正しい情報を流す
みんな不安です。被災中の人、知人が被災地にいる人、海外にいて情報があまり入ってこない人。
どういう状況なのか、知人は無事なのか、何ができるのか。正しい情報を得ることが非常に重要です。
ツイッター、フェイスブック、ブログなどなど、こういったツールを使って、多くの人に必要な情報を届けることが、できることの1つだと思っています。
ただ、気をつけないと行けないことは、本当に正しい情報を流すこと。不確かな情報や偽情報(こんなときに詐欺だとか、嘘だとか、ありえへんのに!!!)も多かったりします。
僕も気をつけます。善意が意図せず混乱を起こすことがありますので。


今回の地震では特にツイッターが活躍しています。
被災後数時間以上に渡って、携帯電話が非常につながりにくい状況でした。僕も東京、埼玉に電話をしましたが、最初はまずつながりませんでした。安否の確認など、非常に多くの人が一斉に使用したためパンクしてしまったわけです。そのため、連絡がつかず、安否の確認ができないという状況が長時間に渡って起こりました。これはやはり不便です。
そんな中、ツイッターはスムーズに流れていました。ツイッターを使用していた人は、自分が無事であることを即座につぶやき、フォローしている人(家族や知人)がすぐにそれを確認できたことになります。非常に重要なことです。
しかも、ツイッター上では、多くの人が最新情報を流し続けています。例えば、JRや地下鉄の運行状況、ビックカメラで携帯電話の充電ができるということ、などなど。
連絡のつかない家族や知人、または状況のわからない地域の情報を得るためにもツイッターは有効です。ツイッターにはリツイートという回覧機能があるからです。
例えば、多くの人がホリエモンこと堀江貴文氏に「〇〇に住む、△△と連絡がつきません。誰か情報ありませんか」という文を多くの人に回覧してくれるように頼んでます。堀江氏には非常に多くのフォロワーがいて、堀江氏がその文をリツイートすることによって、その多くのフォロワーがそれを見ることになります。
また、海外含め多くの人の励まし、祈り、そういったものも流れています。無駄なツイートはするべきではないですが、こういった内容には元気をもらうこともできます。


3.無駄な電話をしない
電話がつながりにくかったことは書きましたが、だからこそ、必要のない電話は控えるべきでしょう。
これは特に災害発生直後から数時間~1日の間は特に。教訓ですね。


4.とにかく我慢
結局、できることはそれほど多くはありません。何かしたくても、状況が落ち着くまで待つしかありません。普段どおりの生活を続けるしかありません。経済を止めるわけにはいきませんから。
たとえば、献血をしようという人が多くいます。もちろんいいことです。
ただ、現段階でみんなが献血に行くと、おそらく血はあまってしまいます。そして献血された血は長期間保管することはできません。廃棄するしかなくなります。そして、一回献血をすると、最低でも4週間は献血できません。
我慢も大切なんです。
ボランティアに行きたいと思う人も多いでしょう。でも、それがたとえ善意であったとしても、素人が大勢行くと、逆に邪魔になってしまうこともあります。状況を見ることが大切です。
だからこそ、その気持をひとまずお金の形で使ってもらうのがいいと、僕は思ってます。


この災害、阪神大震災の時よりも被災地の復帰には時間が掛かるかもしれません。瓦礫だけじゃなく、津波のせいで泥が大量に街に入ってきたから。
少しずつでも何かできることがあれば、と思います。


他にもいろいろできることがあるかも知れません。
みんなで考えましょう。

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