Sep 26, 2009

電動アシスト自転車の出荷台数が原付を上回る

週刊ダイヤモンド2009/09/26号の自転車特集からです。
なんと、という感じですね。

2008年、電動アシスト自転車の国内出荷台数は前年に比べて12.5%増の31万5千台。一方50cc以下の原付バイクの国内出荷台数は29万5千台。初めて電動アシスト自転車が原付を上回りました。
すごいですねえ。
ただ、国内出荷台数の推移を見てみると、原付の台数が大きく落ち込んできたことが大きな要因ですね。
1996年に90万台弱だったのが、たった12年で1/3に減少してるのですから。
僕が大学生のころは、かなりの割合で原付を持っていました。仙台は坂が多いですし、さらに学校が山の上にあったし。
それが、いまやこの程度なんですね。

対して、電動アシスト自転車は1993年にヤマハから登場、1996年時点で約10万台の出荷台数です。そして、12年で30万台まで増えました。徐々に徐々に増えているようですね。

これらを見ると、原付から電動アシスト自転車に乗り換えたというよりも、単純に原付を持つ人が減ったということですね。
なんででしょうか?

僕に考えられるのは、まず学生数の減少。しかし、文部科学省の学校基本調査の資料を見ると、逆に大学生の在学者数は増加傾向のようです(ちなみに平成21年度:2,845,965名)。

であれば?・・・公共交通機関の充実化?
これについてはよくわかりませんね。
ただ、ここ10年くらいでそんなに変化があったのでしょうか?

他には?
記事によると、
ガソリン代の高騰や環境意識の高まりも相まって、最も手軽な乗り物である電動アシスト自転車の人気が高まっている。
とありますが、これは怪しいですね。これでは、急激な原付の減少は説明できないですよ。

ということで、今の僕にはちょっとわかりません。


昨年、法改正があり、
従来、人力とアシスト力は時速15km未満において最大1対1に定められていたが、改正後は時速10km未満において1対2となり、低速時でのアシスト力がより強く、女性や老人でもこぎ出しや坂道がより楽になった。
そうです。これはけっこうでかいですね。
ただ、このことを販売増大につなげるためには、このことを消費者にどうアピールしていくかが重要でしょうね。
また、女性を取り込むには、もう少しデザインも考えたほうがいいかも知れないですね。電池の分、ただでさえ大きく不格好になりがちですから。

なんにせよ、今後も電動アシスト自転車の数は増えていくでしょう。
一方の原付に未来はあるのでしょうかね?
どうでもいいですが、心配です。


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