なんでも、国民1人当たりの国内宿泊数が減少しており、特に20代、30代の”若者たち”の落ち込みが激しんだそうです。
そこで、この若者たちに旅行をしてもらうために、じゃらんが大学生を招いて、若者向けのプランをいろいろと作成したんだそうです。
また、記事の中では、宿泊施設が古くからのやり方に頼り、自助努力をしていない状況も大きな問題であることが述べられており、ネットを使って、顧客と交流を取らないとダメ、という観光庁役人のコメントも載せてます。
さらには、
現在ではツイッターやフェイスブックなどの無料で使える様々なマーケティングツールがある。とまで言ってます。そして、
他人任せに浸り切った宿泊業界が自主的改革を起こせるか。「旅行をしない若者たち」を動かせるかどうかが試金石となる。とこの記事を結んでますが、どうなんでしょうね。
なんなんだ?日経ビジネスってこんなの記事になるの?なんかズレていると感じるのは僕だけ?
そもそもツイッターとかフェイスブックをマーケティングツールとして無料で使えるの?ホンマか?
「ご飯おいしかった。お風呂もよかった」ってつぶやくだけじゃないんやろ?
ネットを使うのはいいと思います。でも、ネットはあくまで手段ですからね。
それに、これは旅行業界だけのことでもないと思うんですが、過去の成功体験にしばられて、変化しようともしない宿泊施設なんて、そのまま自然淘汰されてしまえばいいと思います。
変われないんだったら、消えてもらうしかない。本気で”流通革命”なるものを起こしたいんだったらね。
ダメなプレイヤーが、やっぱりダメなままなんだったら、そんなプレイヤーには退場してもらいましょう。そのためには新しいプレイヤーにどんどん参加してもらうことが重要なんじゃないでしょうか。
僕は、こういう業界への参入障壁の高さはよく知りません。知りませんが、もし参入に際し強い規制があるのであれば(なんか、農業とかいろんな業界を見てると、規制ってありそうなんよなあ)、緩めちゃいましょうや。
最後にターゲット。
数値上、旅行回数が激減している”若者”をターゲットにすえて取り込もうとすることが本当に正しいのか?
それがダメだと言ってるわけじゃないんです。それはそれでありかもしれないんですが、だけど、なんか違和感があるんですよね。そもそも旅行しなくなった(らしい)若者が、またがんがん旅行するようになるとは僕には思えないんですよね。
少なくとも、若者をターゲットにするんなら、減少しているとはいえ旅行を楽しんでいる若者をターゲットにしたほうがいい。旅行しなくなった若者をターゲットにするんじゃなくてね。
旅行をしている若者が、これからも旅行をより楽しんでもらえるようなプランを考えるほうが重要だと思う。
まあそれよりも、比較的お金を持っている、退職後のベビーブーマー世代の方が狙いやすいと思うんですけどね。若い頃から旅行が好きな世代。仕事が忙しくてそこまでゆっくり旅行する時間を取れなかった世代。
こういった世代向けのプランを考えたほうが効率的な気がします。
例えば、温泉につかったり、周りの自然を散策したり、1週間くらいゆったりと宿泊してもらうプランとか。これだけゆったりできれば、土地の料理もいろいろ食べれるしね。
外国人向けにもこういうプランっていいんじゃないですかね?
日本は自然が豊かだし、田舎も風情あるし、四季があって景色は綺麗だし、おいしいものはたくさんある。土地土地にはうまい日本酒もある。
観光資源には恵まれてるんです、絶対。国内観光客も外国人観光客も魅了できるんです、絶対。
お客さん目線になって、マーケティングに努力すれば、きっと道は開けると思うんですけどね。
なかなか難しいですね。。。
とりあえず、僕は日本の温泉が恋しいです。
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