こんな記事(「世界各国の石油埋蔵量などをグラフ化してみる」)を見つけましたので、せっかくやからもう少し勉強しとこうかなあ、と思った次第。
まず、石油の確認埋蔵量ですが、
- サウジアラビア
- カナダ
- イラン
- イラク
- クウェート
- ベネズエラ
- UAE
- ロシア
- リビア
- ナイジェリア
- カザフスタン
- カタール
- 中国
- アメリカ
- ブラジル
となっています。やはり、中東および北アフリカ地域が多いですね。これらの地域で現在起こっている革命の動きは、おそらくまだしばらくは終わらないでしょう。というか、拡大しそうですもんね。
さすがに石油価格は上昇していますが、心配になってきますね。
前回のエントリーでも紹介しましたが、カナダは2位です。オイルサンドの埋蔵量が非常に多いんです。
それにも増して驚きなのは、カナダがそれに次いで第二位の立ち位置を占めていること。アメリカ合衆国への石油輸出量はカナダが世界でもっとも多く、その位置関係とあわせ、アメリカにとってカナダはエネルギー面で大切な同盟国であることが分かる。
と紹介してますが、オイルサンドには全く触れていません。このサイト、たまにいい情報を扱ってるんですが、分析とか考察はいまいちなんです。。。(最後のアメリカへの原油輸出量のグラフについてのコメントでも、”距離が遠い、あるいはアメリカとあまり仲の良くなさそうに見える国の量は少ない”って書いてるけど、第2位のベネズエラって、アメリカと仲良くない方の国ですよね。)
さて、2つ目のグラフは”1日あたりの原油生産量”。
ロシアすごいね。600億バレルの埋蔵量に対し、1日1000万バレルも生産してる。このままのペースが続くなら、17年程度で枯渇する計算になります。ふ~ん。
まあ、同じ計算をすると、中国は15年もたないし、アメリカなんか10年もたないんやけどね。。。
埋蔵量ってどこまで真実かよくわからんし、新しく見つかることもあるから一概には言えないですけども。
カナダの現状について、もう少し見てみましょう。
石油埋蔵量は世界第2位なんですが、1日当たりの生産量は他の産油国と比べて決して多くはありません。アメリカの半分くらいです。
考えられる理由としては、オイルサンドの採掘コスト、採掘難易度、加工に時間がかかる、政治上の理由などでしょうか。
前回も書きましたが、オイルサンドから石油を取り出すためには相当なコストが掛かるようです。石油価格がそれほど高くない状況下においては、オイルサンドの採掘はペイしないわけです
その加工にも手間も掛かるでしょう。ただ石油が吹出す他国と違って、それほど多くの石油を取り出すことができないのかもしれません。
ここまで書いてきて、1つ疑問点に気づきました。
カナダは1日当たり257.9万バレルの原油を生産し、アメリカに247.9万バレル輸出しているそうですが、ということは、生産した原油をほとんどそのままアメリカに輸出してるってこと?
国内消費が1日215.1万バレルらしいですが、その分はほとんどよそから輸入してるってこと?
自国で生産した原油を、自国では全く消費しないってこと?
どうも、おかしい。。。
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