このスライドの内容、特に目新しいということでもないんですが、わかりやすくまとまっています。
”20年後にどんな仕事が存在するかなんてわからない”という前提のもと、未来の仕事について4つの特徴を提示しています(Transparent, Flat, Competitive, On Demand)。
1つ目のTransparentについては、評価の問題、生産性の問題、そしてひいては終身雇用制までつながりそうなことじゃないかな。
2つ目のFlatについてはトーマス・フリードマンが「フラット化する世界」で言ってることですね。JetBlueの話も出てきますね。読んでない人は、ぜひ。
3つ目のCompetitiveについては、最近よく言われる、大学のあり方とか、雇用の問題とか、海外
留学生の採用とか、その当たりの話ともリンクしてくると思います。クラウドなどにも話はおよび、ITリテラシーがない人はどんどん競争力がなくなっていくでしょうね。大変だ。
4つ目のOn Demandについては、キャリアについて。終身雇用はもう保証されてない、これからは契約ベースというか、プロジェクトベースの働き方が主流になっていくと言ってます。プロジジェクトに際して、必要な人材でチームを組み、プロジェクト終了とともに解散。そんなフリーランス的な働きかたが増えていくでしょうね。
僕が今回、このエントリーを書こうと思ったのは、4つ目のOn Demandがあったから。
以前(多分半年くらい前)Twitter上で見かけて、強く印象に残っている内容とこのテーマがリンクしたんです。「お~、これや!」って思っちゃいましたわ。
その内容っていうのが、タイトルにある「ルパン三世」的な働き方について。
つまり、普段は個人個人で動いている(働いている)けど、大きい仕事(プロジェクト)の際には必要に応じて集結し、シナジーを発揮する。そして、その仕事が終われば、またバラバラになる。
役割分担もしっかりしている。
- 情報収集や、戦略構築など頭脳を使う部分はルパンの役目。
- ルパンの行動面での補佐、相談役、戦闘関係は銃の名手、次元の役目。まあ彼はいわゆるオールマイティー的な存在ではありますが。
- 活路を切り開くこと、しんがりを努め、相手の戦闘能力を削ぐことは五右衛門の役目。
こういうのええよなあ、って思うし、こうなっていきたいと思ってます。
程度はわかりませんが、欧米ではこんな感じの働き方が浸透しているらしいです。
日本ではいまだに大企業信仰みたいなのが強く、不景気なのもあって、(変化に鈍感な親世代の価値観を押し付けられているってのもあるかも)、安定を求める学生も多く、このような働き方をする人はまだまだ少数でしょう。
しかし、どんどん仕事のスタイルは変化していきます。時代は変化していきます。
何が安定なのかとか、何がリスクなのかってのは、その時代によって違うし、大企業にいることが安定だという一般認識が10年後や20年後まで残っているのかも不明。
常にそういった変化には敏感でいたい。そのときになって、後悔しても取り返しはつかないもんね。
いろんなスピードがますます早くなっている時代、すごく大事なことだと思います。
No comments:
Post a Comment