Feb 2, 2011

毎日コーヒー飲んでます

世界的に商品価格が上昇しているようです。原油などもそうですし、穀物やコーヒー豆やカカオなどの価格も上昇しているようです。要因としては異常気象、政情不安、需要増に伴う需給バランスのアンバランスなどがあるようです。以前(2008年頃かな)はトウモロコシなどの穀物に関して、バイオ燃料の絡みもあり、投機目的の価格高騰が話題になりました。そういった要因は今回もあるかもしれませんね。まあ、主要因は商品によって異なると思うので、一概には言えませんが。
商品にもよりますが、この商品価格上昇傾向は今後も続くと考えている人も多いようで、ジム・ロジャーズ氏もそう考えているようです。ふ~ん。


さて、その中でも今日はコーヒー豆について。
ニューヨーク商品先物市場のコーヒー豆の相場は昨年の春から右肩上がり。現在およそ1.7倍以上にまで上昇しているようです。なんともおそろしい。


ここにきてさすがに日本企業も我慢できなくなってきたようです。


1/28にスターバックスがコーヒーの価格改定を発表しました(詳しくはこちら)。
基本的にショート、トールサイズの価格を上げて、それ以上のサイズの価格を下げています。きっと、ほとんどの人がショートサイズを注文するんでしょう。大きいサイズの値下げはダミー。
それにしても今回の価格改定によって、ギュラーコーヒーのショートがついに300円になってしまいました。高いね。値上げ幅は10円だけなんですが、290円と300円では受ける印象が大きく変わるなあ。


ちなみにカナダ(バンクーバー)のスターバックスにはレギュラーコーヒに関してはショートサイズはありません。トールからの3サイズです。カナダでも昨年秋頃だったと思いますが、値上がりがあり、レギュラーのトールが$1.75、税込で$1.96になりました(それでも日本に比べると大幅に安いんですが)。日本よりかなり早く値上げに踏み切りました。
あ~、僕はレギュラーのブラックしか飲まないので、他は知りません。


日本はデフレと言われており、みんな価格には非常に敏感になっています。消費低迷も言われてます。従って、企業側も値上げはしにくい。原材料費が高騰しても、そのコスト上昇分を価格に転嫁するのは、頑張りきれなくなってからということになるんじゃないかなと思ってました。やむにやまれずって感じで。
一方で、同業の一社が値上げをすると、それにあわせて値上げする企業も増えてくるかなという気もしてました。出来る限り頑張るけど、どこかが始めたらそれに追随するという動きです。ちょっと前にもそんな動きが食品関係でありました。


今回のスターバックスの値上げもカナダでの値上げタイミングからはずいぶん遅れているわけで、今まで頑張ってきたのかもなと思います。
ただ、この値上げ、大手チェーンの中では最初の動きとのことですから、今後追随して値上げするところが出てくるかもしれないですね。
そう思ってたら、チェーンではないですがネスレがインスタントコーヒーの値上げを発表しました(1/31)。知りませんでしたが、UCC上島も1/26に値上げを発表してたようです。


コーヒー好きの僕はにとってはあんまり嬉しくない動きやな~。しょうがないけどさ。
それにしても10年後にはいったいいくらになってるんだろうかなあ。。。なんて思いながら今もコーヒー飲んでます。

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