Nov 19, 2010

伝統工芸品について その4 おまけとして福井の品をご紹介

おまけとして、福井の伝統工芸品のご紹介です。
前々回に書きましたが、福井の伝統工芸品は6品、全国第10位、10万人当たりの品数では第3位です。

その6品ですが、下記がそのリストになります。
  • 越前焼 (陶磁器)
  • 越前漆器 (漆器)
  • 若狭塗 (漆器)
  • 越前打刃物 (金工品)
  • 越前和紙 (和紙)
  • 若狭めのう細工 (石工品・貴石細工)
まず越前焼ですが、始まりは平安時代とのこと。日本六古窯の一つであり、歴史の長い焼き物です。
ちなみに他の日本六古窯とは、瀬戸焼・常滑焼・信楽焼・丹波立杭焼・備前焼の5つです。あんまり知らないですけど。
この越前焼は外見に特徴があり、きれいに色付けされた多くの陶磁器とは違い、土の風合いを生かしたナチュラルさが大きな魅力です。こんな感じ

越前漆器ですが、これもかなり歴史が古いみたいです。6世紀からとのことです。古墳時代だって。
従事者が1000ほどいるらしく、けっこう規模が大きですね。
黒塗の見事さが特徴のようです。

若狭塗は塗箸で有名です。貝殻や卵の殻、金箔などを埋め込んだきれいな箸です。
日本の塗箸の8割をこの若狭塗が占めているとのこと。
僕は小学校の時に、この箸を作ったときにでる切れ端で
模型を作ったことがあります。今でも、お店とかでは無料で切れ端をもらえるみたいですよ。
ああ、もちろん、箸以外のお盆とか重箱とかもつくってます。

越前打刃物は室町時代の初め頃から始まったらしいです。
昭和54年に刃物産地として、最初の伝統工芸品の指定を受けたとのこと。

越前和紙は1500年前ころからスタートしたと言われている、かなりの歴史がある和紙です。
奈良の正倉院には西暦七三〇の年号を記した越前和紙が保管されているんだそうです。
産地の今立のきれいな水で紙が漉かれています。
日本画の大家、横山大観などに重宝されていたようです。

最後に若狭めのう細工。。。すいません、初めて聞きました。知りません。
規模がかなり小さいみたいですね。従事者が一桁。存続が危ぶまれます。ってか、よく伝統工芸品に選ばれましたね。
がんばってほしいものですな。

まあ、おまけでした。

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