去年だったか、なんかの本でも読んだことがあって知ってはいたのですが、東芝が円高に強くなっているとのこと。
1ドル70円の円高にも耐えられるような経営体制づくりをしているとのこと、その名も「プロジェクト70」。
1円の円高で、去年は8億円の損失になっていたけど、今年は7億円の利益になるそうです。すごいなあ。
東芝、やりますね。
ただ、これって、もしかしたらちょっとずつ日本から離れていく方向になるかもなあとは思いますが。
そもそも製造業は輸出産業なので円高に弱い、というのが一般的な見方でしょう。
その製造業に頼っている日本にとって円高は致命的、というのが一般的な見方だと思います。
今回の記事は、この一般的な見方が実はそうではない、ということをしめしているのではないでしょうか?リスクはヘッジできるんだよ。危機感を持ちながら、きちんとそれに対処した経営をすればね。ということでは?
実際に2008年なんかは急激な円高の影響で自動車各社などの製造業の業績が大きく落ち込みました。赤でした。
もちろん、急激な変化だったので、大きな影響があることは理解できますが、リスクに対する備えができていなかった、という面も大きいでしょう。そんなの一言で言えば、経営陣の怠慢です。
いざなぎ景気とか言われた実感のない好景気(GDPは成長してないですよね)とやらに浸って、リスクに対する感度が低くなっていたんじゃないの?自分の任期がただ無事に過ぎてくれれば、とか思ってたんじゃないの?
為替は長い目で見れば数年単位のトレンドで上下を繰り返しているような気がします。気候変動みたいですね。
今は円高方向に動いています。
国も円高を止めたがってるみたい。
9月に為替介入がありましたね。83円でしたっけ?一瞬しか効果なかったけど。。。そんなもの効果とは呼ばないけど。
円高に限らず急な為替変動はいろんなところに大きな影響を与えると思います。その加速度を止められるのでば、いろんな準備が取れるかもしれません。僕は、為替介入に限らず介入ってのはその目的で行われるべきだと思ってます。
でも、方向は変わんないですよ。加速度しか。それもタイミング考えないとね。
相場は結局81円を割って、過去最高の79円75銭もクリアしちゃいそうな勢いですね。
さすがに、70円まで行くとは僕は思ってないですけど、そんなのわかんないですもんね。
なんにせよ。東芝ファイト!
東芝は世界に数少ない、原子力発電所を自前で作れる会社。
次世代エネルギーにおける原子力の比率が伸びていくであろうと予測している僕は、この会社に注目してます。軽くですが。
同じく原子力技術を持ってるとはいえ、ぶくぶくした日立よりましな会社でしょう、と勝手ながら思ってるもので。
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